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世界をぐるぐる♪旅人写真家SHINの旅日記☆

ずっと世界を旅していたい旅人写真家の「人」と「モノ」との出会い日記♪

オデミッシュで、ただいま!

昨夜、
というか今朝の深夜早朝、
無事にエフェソスに到着。

ホテルでは、もう寝るだけ。
(o_ _)oバタンキュ~

ここからオデミッシュまでは、
車で約3時間。

お昼には着きたいので、
朝9時に出発しました。





エフェソスのある地中海側から
東に向かって進む。

東西に伸びる
山に囲まれた細長い盆地を行く。

霧で、一面まっしろ。





海外の運転に
まだ慣れていないボクは、

写真を撮る余裕などなく、
オデミッシュに到着。

学校の校庭にある
駐車場に停めて市場へ。

果物や野菜も並ぶ♪





ここだ!!
再び帰ってきたオヤの市場。

今年の4月は、
パムッカレから独りで運転してきた
懐かしの場所。





市場の入口で、
パシャリ、パシャリ。

写真を2枚撮ると、
ボクの左腕を誰かがつかむ。





何かと思ってみると、
前回の訪問で仲良くなった
アイシェお母さん。

「おー!
アイシェお母さん!!
ボクのこと覚えてる?」

前回は、
お母さんはトルコ語、
ボクは英語で会話した。

ボクはトルコ語はわからないから、
言葉は通じず、気持ちだけ通じた。

ボクが日本から来るのを
ずっと待ってくれていたような、
そんな気がするお母さんだった。

話していることをもっと知りたい。

そう思って、
今回はイスタンブール在住の
しょうこに一緒についてきてもらった。

ロンドン留学時代、
苦楽を共にした大阪弁の女の子。


アイシェお母さんが、
ボクの腕をつかみながら、
必死で何かを言ってる。

「しょうこ、なんて?」

「朝 起きると、 アッラーが言った。
今日は、しんいちが来る、と。

だから、
私は朝からずっと、待っていた。

ここで、ずっと待っていた、って」

って、えーーー!!!
!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?

そんなことって、あんの?

アイシェお母さんは、
ボクの腕をつかみながら、
目には涙をうかべていた。

ああ、
ホントに待ってくれてたんだ。

ただいま!!
トルコのお母さん!^o^

出会いって、
ほっんとーに、不思議です♪
O(≧▽≦)O

モリくんは、
「ええっーーー!?」って、
かなりびっくりした様子。


こちらが、アイシェお母さん。





右が、しょうこ。

初対面のしょうこも、
スグに仲良くなりました♪

お母さんの露店に
連れて行かれるなり、

お母さんのトークは止まりません。

すっごい興奮状態で、
ボクにもこれをかぶれ、と
ムスリムの帽子を。





アイシェお母さんは、

「私の日本の息子が来た。
息子が本当に来てくれた。」

心の底からはしゃいでいた。

そんなにぎやかなボクたちに
子供たちが写真を撮りたいと。

オデミッシュでは、
日本人はめずらしいみたい。

学校でみんなに見せるのだそう。
((^┰^))ゞ テヘヘ





って、
30分ぐらい話し込んでると、
ヌルテンお母さんがやって来た。

前回 来たとき、
ただひとり、連絡先がわかるもの
をボクにくれたお母さん。

今回のオデミッシュ訪問を
しょうこを介して事前連絡しておいた。

市場が開かれているかどうかの
確認をするためです。

そのヌルテンお母さん、

「この子たちは、
私に会うために来たのよ!

私に電話があったんだもの!

アイシェ、
早くこっちに来させなさい!」

そうです。

この二人のお母さん、
とても仲が悪いのです。
(^◇^;)

あとで聞くと、
「あの人は嫌いだから、
めったに口もきかないわ!
口が汚れてしまう!」

各々が、
そう同じことを言ってました…


二人に挟まれたしょうこ。

右から左から、
「もうちょっといなさい」
「早くおいでよ」

「そっちに行っても何もないわ」
「しんいちの目当てはこっちよ」

しばしの間、冷ややかな応酬が続き、
さすがのしょうこも苦笑いです。
(^~^;)~





「ヌルテンお母さん、
申し訳ないけど、

あなたに会うためだけに
ボクたちは来たんじゃないんだ。

みんなと会いたくて来た。

あなたの露天にも必ず行くから
もうちょっと待って」

そう、しょうこに通訳してもらい、
まずは、アイシェお母さんの作品を♪





刺繍針(縫い針)一本で編んだ、
イーネ刺繍のレースがすてき♪

どれも、
半月以上かかった力作。

ほとんどの作品を
購入させていただきました♪

アイシェお母さんとは、
明日、また会うことを約束し
別れを告げました。


そして、お隣のおばあちゃん。





おばあちゃんたちは、
編みつつ、露天に座っている。





こちらのおばあちゃんは花飾り。

“オヤ”本来のカタチだ。

もちろん、こちらも購入♪





見てまわっている間、
さっきのヌルテンお母さんが、
側に立って、じっと見ている。

コワ━━(((( ;゚Д゚)))━━ッ !!!

あとで行くって言ったのに…

「私はもう店じまいだ。
早く、わが家へ行きましょう!
そんなオヤ、いくらでもあるわ!」

って、
ボクたちを家に連れて行く気満々。
∑(; ̄□ ̄A ・・・

ボクたちは、
その恐るべき重圧に負けず、
いろいろと見てまわる。

つづいては、
花飾りオヤのアクセサリー。

オヤ・アクセサリーは、
こちらの女性だけが扱う。





とっても素敵です♪

何日も何日もかけて、
コツコツ丁寧に編んだもの。

ぱっと見、
布に見えるほど細かい“縫い”です。

いくつか、
求めさせていただきました♪





市場をひとまわりすると、
変なおじさんが・・・
ヘキョ! [+] · (゜Д゜ [+]

どうやら、
オスマン時代の民兵の衣装。

記念にパシャリ♪





もはや、
しびれを切らしたヌルテンお母さん。

これ以上じらすのも忍びないので、
そろそろ、お宅へ伺うことに。

「やっとだわ!」と、
満面の笑みのお母さん。

店じまいしたあと、
ずっとこのスタイルで、
ボクたちを追いかけてた。





「さっ、行くわよ!」

スタスタと、
めっちゃ早歩きのお母さん。

ハヤー(゚д゚)ー!!!





ちょっと強引だけど、
ずっとボクたちを待ってくれた。

それに、
まだ会って2回目のボクたちを信用して
家にまで招待してくれる。

ありがとう♪
アリガトヨーヨー(*≧∇≦)/

次回は、ヌルテンお母さんの家♪


トルコ オデミッシュ②へと続く…


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グッバイ・モロッコ~トルコへ

シャウエンから帰った夜、
ボブさんが迎えに来てくれた。

バスターミナルから歩いて
帰ると言ったボクたちに、

「無事に帰ってくるかどうか、
ホテルで待っているより、

自分で迎えに行った方が
ボクはハッピーなんだ」

そう言って、
夜遅く迎えに来てくれた。

そして、
「晴れていたら夜景を見よう」と。

だけど、フェズへ到着すると、
そこはあいにくの雨。

ボクたちは諦めていたけど、
ボブさんはレインコートを着込み、
両手に傘を持って、

「車の中から見せてあげる!」

そう言って、
夜景スポットに連れて行ってくれた。





夜景は、
少しもの寂しいオレンジの灯り。

感動するほどの夜景ではなかった。

だけど、
ボクたちはボブさんの心遣いに
感動し、感謝した。

ボブさん、ありがとう。
♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪





ボブさんの愛車は、
イタリア製のポンコツ。

だけど、
すっごく愛着を感じる
ヴィンテージカーだ。





ボブさんのおかげで、
ボクたちのモロッコ人観は救われた。

「コニチワ~」
「ナメシガワ~?」
「イイミセ アルヨ」

ほとんどのモロッコ人は、

ボクたち日本人を
“金が歩いている”としか思っていない。

そんな中、
ボクたちを“人間”として見てくれる
ちゃんとしたモロッコ人もいるんだ。

そう教えてくれたのが、
このホステルのボブさん夫婦だ。

そんな恩人・ボブさんに別れを告げ、
翌朝はカサブランカ空港へ向かう。

次は、トルコへ行くためだ。

朝 5:50発の電車に乗る。





2等車だと、
荷物の盗難などが心配なので、
ふんぱつして1等車へ。

それでも、
ひとり 165DH(約1,950円)。

フェズからカサブランカへは、
約3時間半の旅だ。

連日の強行軍で疲れていたらしく、
いつの間にか、爆睡。
゚(。 _ _)。o○グー





モリくんが、
ちゃっかり撮影してました。

あたりもすっかり夜が明けてます。





長距離列車は、
CASA VOYAGEURS駅まで。

この駅で、
空港行きに乗り換えます。

AEROPORT Med V行きは、
10:07発。

(正式名称:モハメッド5世空港)

空港までは約40分。

短距離なので、
2等車で安く抑えました。

ひとり 40DH(約460円)。





到着が遅れること30分。

やっぱり外国なので、遅れます。

それを見越して、
フェズを5:50発の列車に乗った。

けっこうキツかったけど、
早起きしておいてよかったです。
C= (´。`*)>ホッ


無事にモロッコを出発し、
トルコ イスタンブール空港へ。

飛行機は、トルコ航空。

今回の旅、
成田 - ミュンヘン
カサブランカ - イスタンブール
(途中降機)
イスタンブール - 成田

この区間はトルコ航空でブック。

日本の旅行代理店
フレックスインターナショナルさんで、
ひとり 108,790円で購入。

そして、
ニュルンベルク - ベルリン
ベルリン - ブリュッセル
ブリュッセル - マラケシュ
イスタンブール - イズミール
イズミール - イスタンブール

これらのフライトは、
その国その国のLCCで。

これだけ各地を巡って、
トータルの航空券代は、
ひとり 約14万円ほどです。

自分で手配するのは、
英語のページを解読したり、

電車やバスなど、
移動時間の手配もするから、

わりとけっこう大変だけど、
安く抑えることができます♪
ヽ(・∀・)ノワチョーイ♪

さて、カサブランカからは、
約4時間半の空の旅。

言うまでもなく、ボクは爆睡。

寝て起きたら、着いてました♪

そして、
イスタンブール空港にて

8日ぶりの生ビール!!
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪

禁酒国モロッコでは、
あったとしても缶ビール。

久しぶりの「生」です!

しかも、
ボクの大好きなEFES♪





ぷふぁ~♪
やっぱり、うまい!!

生き返ります♪
クゥーッ!!”(*>∀<)o(ビール)"

ここイスタンブールから、
トルコの格安航空
ペガサスエアに乗り換えて、

トルコ南部のリゾート地
イズミールへ向かいます。

山奥の街 オデミッシュへは、
イズミールからが行きやすい。

イズミール空港に着いたのは、
深夜 0:30。

ここからは、
事前に予約しておいたレンタカーで移動です。

翌朝 撮った車の写真。





びっくりでしょう?

最新型のフォード・セダンです☆

オフシーズンだったので、
同じ料金でアップグレードしてくれました♪
ヤッタァ━━━v(*´>ω<`*)v━━━ッ!

4泊5日レンタルして、
84.50ユーロ(約12,200円)。

すっごく安いですっ!!

ただし、
トルコはガソリンが高い…

1L=4.86TL だから、
約255円!!

要注意です!ヒイィィィ!!!(゚ロ゚ノ)ノ


空港から、
エフェソスのホテルまでは1時間半。

久しぶりの左ハンドル。
右側通行。

海外で2回目のドライブです。

大丈夫かな~
((o(゚▽゚○)(○゚▽゚)o))ドキドキ


明日は、
朝一からオデミッシュへ出発。

もう、空港で寝たいぐらい…
(lll-Д-)ノ【モウダメカモ・・・】


トルコ オデミッシュ①へと続く…


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青の街 シャウエン

今日は、
どうしても行きたかった
シェフ・シャウエンへ。

街全体が青いという、
モロッコ北部の秘境だ。

朝7:30のバスに乗るため、
旧市街近くのターミナルへ。

ブー・ジュールド門近くにある
ホテルからは歩いて10分。

土埃と排気ガスにまみれる
モロッコの街も、朝は清々しい。





まだ早朝であるため、

いつもはタクシーとバス、
迎えの車でごった返す

旧市街のターミナルも
つかの間の静寂に包まれる。





バスは、今回もCTMを利用。

念のため、
前日の朝、チケットを買っておいた。

料金は、往復でひとり140DH。
(日本円で約1,650円)

片道4時間のバスが、
こんな格安料金で行ける♪

で、驚いたのがチケット。

発券するためのプリンターが
壊れてるらしく、手書き。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

これで通用するのだから、
やっぱりここはモロッコだ。





バスは、10分遅れで出発。

「バスは、
7:30きっかりに出発するから、
7:00には必ず来るように」

昨日の係員はそう言っていたけど、
なーにがじゃー。

ま、これもモロッコらしい。

出発してしばらく走ると、
畑なんかの田園風景が。





丘陵地帯にも、畑。

土が肥沃なんだろなあ。





これは、たぶんアルガンの木。

あのアルガンオイルのアルガンです^o^





だんだんと、山へと入っていく。





山道で、ぽっかりと目の前が開ける。

どうやら、湖のようです。





だいぶ登ってきたかな。

けっこうなスピードで、
くねくね山道を蛇行するので、
だんだん気分が…

やっぱりシャウエンは、
秘境といわれるだけあって、
かなり標高の高いところにあるんだな。

バス酔い良いがそろそろ限界…
ってとこで見えてきた街。

まだ、青くはないけど、
ここがシャウエンかな?





どうやら、そうみたい。

バスは、この麓の街までで、
ここから移動するみたい。

眠たそうな猫がお出迎え♪

モロッコの猫は、
なぜか、いつも眠たそうだ。
{[(-ω-)]}zzzZZZ





ターミナルから街までは、
タクシーで片道 20DH。

たった、5分の移動で20DH。

4時間のバス旅が、70DH。

ぼったくられてるのかと思い、

「うっそーん?
本気じゃないよね?」

「本気だ。
この街のタクシーは高い」と。

ウソォ━━Σ(д゚|||ノ)ノ━━ン!?

でも、歩くには、急すぎる坂。

しぶしぶ、タクシーに乗った。

タクシーを降りて、
小さなゲートをくぐると…





ちょっとしたスークになってる♪
(*´∀`*)

そして、いよいよ見えてきた
青い街並み♪





もう、感動!!

なんで、こんなに青いの?

まったくの別世界に来た感じ。





この街のタイルは、カラフル。

色とりどりのタイルが、
青い街並みに映えます。





しばらく登ると、
ぽっかりと広場があった。

ここが中腹ぐらいかな。





パチクリするほど、カラフル。

色といい、
柄といい、
モロッコらしいクッションカバー。

ニャンコが真ん中で寝てるけど、

「ここが気持ちいいんだよ」と
だれも追い払わない。

オシッコとかしないのだろうか!?
ヾ(・ω`・o) ダイジョウブ?





もう少し、登ってみよう。
。。。。。 ((( ・o・) テクテク





すると、
ひとりのおじさんが、
「うちの店に寄ってけ」と。

中へ入るなり、

「私はベルベル人だ。
ベルベルに伝わる
伝統のお祈りをしてあげよう。

そこに立って、目をつぶりなさい」

えっ!?
大丈夫かな?

そう思いつつも、
まずはアシスタントのモリくんに。





おじさんは、
モリくんの額に手をあててから、

おでこ → 顔 → 首 → 肩
→ 腕 → 手のひら

なにか、力をおくっている様子。

チャクラのようなものか?
ハンドパワー・・・(○゚皿゚)ノノ

大丈夫そうなので、ボクも。

“チャクラ”をやったあと、

「スッキリしたか?
スッキリしただろう?」

やたらと聞いてくるおじさん。

別にスッキリしてはないけど、
あまりに聞いてくるから、

「スッキリしたー!」と言っておいた。
・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・

わりと、お茶目なおじさん♪





思い思いに遊ぶ、子供たち。





ここは何屋さんかな?

ちょっと、他とは違う感じの鞄。





この人が、
ひとりでやっている革の店。

デザインが人気で、
ヨーロッパの注文が多いそう。

飾ってあるカバンも、
ほとんどが注文の品で、
売れないとのこと。

人気の職人さんなんだな~
♪ d(⌒o⌒)b♪





お腹も空いてきたので、
さっきの広場に戻ります。

広場を取り囲むように
カフェやレストランがある。





アンティークっぽくて、
いい感じなのでこの店に。

チーズオムレツがおいしかった♪





ここは集会所かな?





いい感じの、扉。





そのへんに建っている
ふつうの民家もホテルのようだ。





ため息がでるほどステキな
この街ではごく日常の光景。





おとぎの国に迷い込んだみたい。





一生に一度は来てみたかった、
モロッコの秘境 シェフ・シャウエン。

たった半日だったけど、
すっごく満喫しました~♪
(○゚ε^○)v♪





17:30発のバスに乗って、
今日中にフェズへ帰ります。

明日は、
朝一でカサブランカへ出発。

いよいよ、
モロッコともお別れです。
(*≧O≦*)


フェズ~カサブランカ~トルコへと続く…


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フェズ刺繍との出会い♪

昨日、
ガイドのジャワルさんと行った
フェズ刺繍のお店。

なんとまあ、
ホテルのボブさんの手伝う店。

もう一度、
ゆっくりと行ってみることに。

モリくんは、
とうとうダウンしてしまったので、

寝込むアシスタントを残し、
ボクひとりの単独行動です。
ぇ━(*´・д・)━!!!





フェズ刺繍は、針仕事。

毎日やってれば、手も刺します。

本来、モロッコの女性は
人前にでるのを嫌がります。

特に結婚した後は、
人前にでるだけで、

“ふつつかな嫁”と断罪され、
それだけで離縁されることも。

こちらのお二人は、
嫌々ながらもお給料のため、

お店のデモンストレーションで
ここに常駐しています。

けれど、
それも幸せな結婚をするまで。

「結婚してしまえば、
もう絶対にこんなことしないわ」と。





この女性は、まだ若い。

刺繍の腕前は、
まだまだ熟練の域には遠い、と。





けれど、
その刺繍はとても早い。

こちらから裏へ刺して、
針のお尻からまたこっちへ戻す。

フェズ特有のフェス・ステッチ。





裏面は、
まったく確認していないのに、

両面がほとんど同じの刺繍が
仕上がっていく。





こちらの女性は、
さらに熟練した刺繍技。

ほっんとに、早い。
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-





加えて、丁寧な刺繍だ。

いろんな色の糸を使う。





しかも、
刺繍の柄はさらに複雑とのこと。





お茶のテーブルを前に、
二人は黙々と刺繍を続ける。





モロッコで、
ミントティーは生活の必需品。

どこへ行っても、
「ティーは砂糖あり?なし?」
と聞かれる。

もはや、
「ティーはいるか?」でもない。

刺繍仕事でも、
どうやら必需品のようだ。





禁酒国のこの国にあって、
モロッコ人はティーのことを、
“モロッカン・ウィスキー”と呼ぶ。

飲むと元気がでるし、
ちょっとキツめの強い味なので、
そう呼ばれるようだ。

確かに、
砂糖をたっぷり入れて、
“クイッ”と飲むと元気がでそう♪


そして、
こちらは刺繍のクッションカバー。





もちろん、
このデモンストレーション係りの
二人だけでなく、

その他の熟練の女性たちが
刺繍した作品がほとんど。

刺繍歴が長い熟練さんたちは、
もちろん、すでに結婚していて、

人前にでることが御法度なので、
それぞれの家庭で縫っている。

ただ、クッションカバーなので、
せっかくの両面縫いが
活かされてないのが残念。





こちらは、ランチョンマット。

すごく、美しい。

これだと、
表面が汚れてしまっても、

両面が同じ刺繍なので、
裏返して使えるから便利かも♪





そして、テーブルクロス。

この大きさと
このレベルの刺繍だと、
さすがに日常にはもったいない。

婚礼用などで、使うそうだ。





こちらは、
日本で言う食卓の虫よけ。

できあがった料理の上に、
さらっとかぶせる。

極薄の生地に刺繍するため、
とても高度な技術が必要。





ハンカチにほどこされた刺繍。

ワンポイントも、けっこういい。





お次は格別なテーブルクロス。

ここまでのテーブルクロスは、
もはや別格。

一枚を刺繍するのに、
およそ半年以上の歳月を要し、

婚礼は婚礼でも、
貴族や大金持ちの婚礼用。

しかし、ホントに美しい。
((ミ ̄エ ̄ミ)) ホワ~ン♪





このうち、
ボクはランチョンマットを購入した。

昨日のキリムとウールラグで、
モロッコ予算は使い切ったけれど、

あまりに見事な刺繍だったので、
ランチョンマットを20枚程求めた。

そして、
フェス・ステッチの歴史や背景、
後世につなぐ思いなど、

いろいろと取材していたボクに、
ボブさんが持ってきたのがこちら。

「この刺繍は、
だれかれ構わずは見せない。

しんいちが、
商売のためだけではなく、

私たちの文化も理解しようと
してくれていることがわかった。

だから、見せるよ」

って、なにごとー!?
(;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!





えっ!?

これ、スゴくない!!!?
ヽ(・ω・´*)ノ━━ !!!

これも刺繍!?

すっごく目が細かい。

そして、
もちろん、両面が同じ!!
スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆





ボブさんは、
普通のモロッコ人とはちがう。

そこら辺のモロッコ商人なら、

「これは、最高!!
世界で一番!!
買わないと損するよ。
日本人、みんな欲しがるし!」

とかって言う。

けど、ボブさんは違う。

「しんいち、
君ならこの良さがわかるだろう?

これは熟練の女性が、
一年かけて刺繍したものだよ。

だから、値段もすごく高い。

早く事業を軌道に乗せて、
こういう“本物”を買えるように
早くなってほしい。

ただ、いいものを見せたかったんだ」と。

いや、ボブさん、
これ、マジでいいっすよ…

ほしいー!!
O(≧▽≦)O


離れて見てもわかる
ミシン縫いとの圧倒的な違い。

下に敷いてる布がミシン。

ミシン縫いは、平坦で均一的。

手縫いは、
よりゴツゴツした立体感があって、
手仕事の温もりを感じる♪





もう、
この域までくると「芸術作品」。

糸は、シルク糸を草木染め。

パピフラワーと言ったかな、
漂白しても落ちない染め。

一目惚れしてしまったボクは、
買うか買わまいか思案した。

「ムリせず、また次回に」

「軌道にのせてからでも
遅くないんじゃないか?」

ボブさんの心配を聞き流して、
ボクは考えに考えた。

30分ぐらい考えてたかな。

そして、決断した。

「買って帰るよ!!」

だって、一年間で、
たったの一枚しか縫えない。

しかも、
この域の刺繍ができる女性は、

この老舗問屋でさえも、
たった一人しか抱えていない。

しかも、その女性は、
今年は、別の黒い刺繍を縫っていると。

じゃあ、
次に赤い刺繍が縫いあがるのは、
再来年の暮れ!?
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

ボクは、
一期一会の思いで決断しました。


この人が、ボブさんの仲間。

一緒に刺繍を守る
“守り人” ラシッドさん。





刺繍の女性たちと。

カメラを向けると、
明らかに嫌がっていた彼女たち。

「今日はありがとう!」と、
少し多めにチップを手渡すと、

「えっ!?うれしい♪

こんなことなら、
もっと写真撮っていいわよ。

早くこっちに座って、
一緒に撮りましょう♪」と、

呆気にとられるほど、
180度、対応が変わった。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン





彼女たちに質問してみた。

「あの赤い刺繍ぐらい
縫えるようになるまで、あと何年かかる?」

すると、
彼女たちはゲラゲラ笑って言った。

「到底、無理よ!
そうね、あと40年はかかるわね。

だけど、
私たちは結婚したあと、
この仕事はやめるから、
縫えるようにはならないわ」

ボブさんが続ける。

「しかも、
もし、熟練したとしても
その頃には視力がやられる。

だから、
こんな刺繍を縫える人は
ほんのひとにぎりの上に、
わずか数年の間なんだよ。」

あー、買うことにしてよかった…

そう、しみじみと思いました。


このお店には、
昔のアンティークもあります。

フランスに統治される前、
イスラム王国だった頃の遺産。





なにか、宝石箱のよう。

もう、財布も空っぽだし、
怖くて値段すら聞けません。

そろそろ、帰ろう…





すぐ隣りに、
はた織りもの職人がいる、と。

ちょっと寄り道しました。





ボクが惚れ込んだ
トルコのブルダンに比べると
かなり色とりどり。

これはこれで、またいい♪





ストールやスカーフ、ショールも。

ちょっと中華ちっくな感じもする程、
複雑で細かい模様。

これをはた織りするって、
けっこう大変だよな...(゚Д゚ノ)ノ





こんな小物入れまで、手織り。

なかなか、すてきな文化だ。





若い職人。

主人に言わせると、
“まだまだヒヨッコ”だそう。

だけど、
顔がいいから、とモデルに。

親方ぁ、言いたい放題だねぇ。
ヾ('-'*)チョイトオマエサン





今日も、
すてきな作品と出会えた♪

ルンルンしながら帰る途中、
すごくモロッコを感じる場面に。





伝統とオリエンタルが息づく街
―― フェズ。

いや、ホントにおもしろい♪
(*≧∀≦*)

あとは、ご飯さえよければな~
o(>д<o))///


さあて、
そろそろ、カサブランカ行きの電車のチケットを。

あさってには、トルコへ出発です。

それに、
そろそろ何か食べないと、
ホントにボクたちの命が

ということで、
ホテルでダウンしている
モリくんを拾って新市街へ♪





フェズの鉄道駅は、
わりとモダンで立派な建物。

チケットも無事に購入して、
いよいよ夕食へ♪

ここから旧市街への途中、
ショッピングモールがある。

実は、
初日のタクシー移動でみっけてた。
( ̄皿 ̄)うしししし♪

ほら♪

「BURGER KING」や「Pizza Hut」
の看板が ||| \( ̄▽ ̄;)/ |||





いやいやいや、
実に久しぶりの“まとも”な食事。

モリくんに至っては、
久しぶりの“みかん以外”の食料。

すっごく美味しく感じて、
生き返りました~♪

フェズのバーガーキングは、
ここだけ。

もちろん、ピザハットも。

そして、
ここの敷地の隣りには、
マクドナルドもあります。

それから、
1Fにはスーパーマーケットもあって、
ビールやお酒も買えます♪

このショッピングモール、
エスカレーターもあって、

日本で見るのとそう変わらない
フツーに、ショッピングモール。

けど、驚いたのが、
エスカレーターは、
フェズではここにしかないそう。
ウソ━━Σ(゚Д゚。)ノノ━━ン!!!?

なので、現地のみなさん、
エスカレーターに乗る時には、

戦々恐々、
タイミングを慎重にはかって
意を決して飛び乗っています。





さあ!
久しぶりに満腹になった♪
( ´З`)=3

明日は、
モロッコの秘境 シャウエンへ!!

山奥の“青い街”です♪


シェフ・シャウエンへと続く…


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フェズ ガイドさんとの歩き旅③

死にそうなぐらい、
臭い思いをした甲斐があった!

階段を登り切ると、
そこはタンネリを見渡す絶景。

スゴオォ―(☆≧艸≦☆)―イィィ!

ただ、鼻がもげそう…
( ̄∞ ̄)





ここは、
フェズでも一番大きなタンネリ。

完全 草木染めにこだわっている。

ガイドのジャワルさんは、
シュワラ・タナリーと発音していた。

現地の人たちは、
タンネリではなく、タナリーという。

今週はホワイトと茶色とか、
来週はレッドとブルーというふうに、
週替わりで、なめし革を染色している。

こちらは、先週染めたなめし革。

しっかり乾かして、色を定着させる。





黄色は、サフラン。
ベージュは、ざくろなど。

天然染料で染めていく。

最初は、
ハーブがないと危険な状態だったけど、

人間ってスゴいもので、
だんだんと慣れて適応してくる♪





本来は、
ここに入るためには、
20DHぐらい必要なようだけど、

ボクたちは、
ガイド料に含まれていてタダ。

あ~、いいもの見させてもらった♪





入場無料の代わりに、
下の階の店をめぐりつつ降りる。

この建物に入っているのは、
代々、このタンネリで染められた
なめし革だけを扱う革職人の店。

上質ななめし革を使い、
完全草木染めの革はさすがに良い。





革ジャンも、やわらかい。

でも、
やっぱり、良いものは高くって、

キリムとウールラグに
大枚をはたいたばかりのボクたちに、
もう、余力は全くありませんでした。
o(*≧O≦)ゝ


朝から歩きまわって、
さすがに、お腹がすいてきた。

ジャワルさんオススメのレストランへ。





元・貴族の屋敷かなんかで、
すっごい豪華な宮殿レストラン。

ボクたちが、
「本物だけを見たい」などど、
生意気なことを言ったばかりに、

ガイドのジャワルさんは、
ボクたちのことを金持ちだと勘違いしてるかも。
(^◇^;)





レストランは、
高いだけで大してうまくなかった。

特にモリくんは、
タジン鍋があたって以来、
みかんとカップ麺しか食べていない。

「モロッコのみかんは、超おいしい!」

この高級レストランでも、
みかんのおかわりをもらっていた。
w( ▼o▼ )w

続いて向かったのは、
アルガンオイルのお店。





アルガンの木は、
モロッコにしか自生しない木。

モロッコ人は、
“神様からの贈りもの”と呼ぶ。

大きな種を割って、
オイルを絞りだすんだけど、

アルガンの実は、山羊の好物。

この絵のように、
山羊が気に登ってまで食べます。





でも、
山羊でも硬い種は食べません。

果実だけを食べて、
種は“ペッ”と吐きだすのです。

その山羊が吐きだした種を
女性たちが拾い集めてオイルを絞る。

それが、
アルガンオイルの伝統的な製法。

ほら、
ホントに山羊が木に登っているでしょう?
(〇o〇;) !!!





そして、
最後に行ったのは、手刺繍の店。

全く期待していなかったけど、
この刺繍はスゴい!!!

(★´゚□゚)...。oо○スゲェェェ!!





なにがスゴいって、
表から裏へ差し抜いた針を、
今度は、お尻から表へ返す。

なので、
表も裏も同じように刺繍されます。

わかりますか?
針のお尻から返ってきてます。





このステッチを、
地元では、フェス・ステッチと呼ぶ。

ボク自身、初めて聞くステッチだ。

しかもこの店、
ボブさんがいるじゃあないですか!?

そう、ホテルオーナーのボブさんです。





一番左がボブカルさん。

って、なに!?
その持ってる赤いすてきな刺繍は!
!!!(´゚v゚)b!

あ、この話はまた次回に♪


聞くところによると、
このフェス・ステッチの店、

ボブさんの大親友が、
代々受け継いで守ってきたお店。

だけど、大親友の方が、
病気で急に亡くなってしまった。

そこで、ボブさんが、
その人の息子さんが成人するまで、
この店を守る!と決めたそう。





すてきだ!!

その話も
フェス・ステッチも。

こりゃあ、また明日、
もいっかい来て、じっくり見ないとな!


で、今日はもう、
外も真っ暗になったので帰ります。

ガイドのジャワルさん、
何を思ったのか、スゴく早い。
……シタタタッ ヘ(*¨)ノ





昼間、
ガイドしてくれてる時は、

「人生も、旅も、
急いでも何にもならない。

旅も人生も、
ゆっくり楽しむのが極意だよ」

とか何とか言いながら、
ゆったり、ゆったり歩いてたのに、

帰るとなると、ビュンビュンとばす。
ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛

ビュンビュン、ビュンビュン。





モロッコ人って、ホントにテキトー。
(━_━)ゝ

こんなに汗かく程、とばした。

でも、
ガイドは一級のジャワルさん。





そして、ひとつ気づいたことが。

昨日は、
あれだけ掛けられた客引きが、
今日は、一切なかった。

うんざりする程、
5mおきに掛けられた
「コニチワ~」「ナメシガワ~」。

あの傍若無人な若者たちを黙らせた
ガイド ジャワル。

ボクたち二人の中では、
ジャワル=フェズ・マフィア説が浮上した。
σ(゚・゚*)・・・・・・


そんな感慨にひたりながら、
今日はもう、ゆっくり寝ま~す。
( u _ u ) 。o◯

明日は、
さっきのフェズ刺繍の店へ
もう一度ゆっくり行ってみますか♪


フェズ⑥へと続く…


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旅人写真家SHIN
  • Author: 旅人写真家SHIN
  • ずっと世界中を旅していたい旅人写真家SHIN。

    旅とスキューバダイビングが大好物♪

    世界中のいろんな人たちの素敵な「人生」と

    素敵な「モノ」を探して日本と海外を行ったり来たり♪

    (*∩∀∩*)ワクワク♪

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