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世界をぐるぐる♪旅人写真家SHINの旅日記☆

ずっと世界を旅していたい旅人写真家の「人」と「モノ」との出会い日記♪

はた織りの里 ブルダンへ

昨夜は、
酒盛りのあと、倒れ込むように爆睡。
(ΘωΘ)o.。o○グー

今日は、車でブルダンへ行きます♪

今回の旅の目的の半分は、
ここに行くためといっていいぐらい。

4月に来た時、
幸運にも巡り会った手織りタオル。

古代からのはた織り街
ブルダンで60年ぶりに復活したタオル。


fc2blog_20140607160928981.jpg


↑の写真は、
今年1月のブログ「トルコ②」から引用。

前回は10枚しか織りあがってなく、
その後、追加でオーダーしました。

そのタオルが、
もうすぐ織りあがるとの連絡が、
約1ヶ月前にあったのです。

ただし、
おじいちゃん職人のヤシャールさんは、

「しんいち、
 もうすぐタオルが織りあがるけど、
 私たちは日本への送り方を知らない。

 早く取りにきなさい」

って、
w( ̄▽ ̄;)w ウッソーン!!!

というわけで、
はるばるやって来ました。





ヤシャールおじさんとは、
8ヶ月ぶりの再開。

前回同様、
お元気そうに、はた織りしてる。

こちらは、
シルクストールを織っているところ。





はるばる日本から来たのに、
相変わらずのマイペース。

( ̄Д ̄;;。。。。。

にこっと笑顔を向けたあとは、
自分の仕事に没頭しています。





紡いだシルク糸を、
ボビンに巻いているようです。





昨夜、イスタンブールに帰った
しょうこの後を受けて、

通訳のために同行してくれた
あやさんとムスちゃん。

パムッカレ在住の超オシドリご夫婦♪





今回もお世話になり、
ありがとうございまーす!
(*≧∀≦*)

さて、
あまりにマイペース過ぎの
ヤシャールおじさん。

仕事が終わるのを待ってると、
日が暮れそうだと思い、

はた織りしてるところに
強引にお邪魔させてもらいました。

こうでもしないと、
写真を一緒に撮るのもなかなかです。
o( ̄▽ ̄メ )。o0○コラコラ





そして、
いよいよ目的の手織りタオル…

どれどれ、
ちゃんとできてるかなっと。





できてましたー!!!
o(≧∇≦o) ヤッター!!!

よかった、よかった♪
ちゃんと織ってくれてました。

一日に一枚しか織れないタオル。

26枚も織ってくれてました♪

そして、そして…

今回は、
ボクが特注でオーダーしたものも
できあがってるはず。

60年ぶりに復活したタオルは、
生地の全面がモコモコなのではなく、

モコモコがないところが、
ストライプのように見える。

そういうデザインで織ってる。

これはこれで、
お洒落でいいのだけれど、

やっぱり、
タオルといえば、
全部がモコモコふんわりしててほしい!

そう思って、
全面がパイル地のタイプが織れないか、
お願いをしていたのです。

果たして、結果やいかに…





キタ――(゚∀゚)――!!!

できてます!!

ちゃんと、
ボクの希望どおりのタオルが!

o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o イエーイ!!

見事なまでに、
全面がパイル地のタオルです。

オーダーどおり、
30枚織ってくれていました♪

「すっごく、いい!
 これは、最高のタオルだよ!
 やっぱり、あなたは一流だ!」

「こちらこそ、
 とても楽しい仕事だったよ!

 全面をパイル地にすると、
 織るのにプラス半日かかったけど、
 やり甲斐のある有意義な仕事だった」

そう答えたヤシャールさんの表情は、
職人としての達成感と
受け継ぐ誇りに満ちあふれていました。

でも、そっかぁー。

パイル地の面積が1.5倍だから、
織る時間も1.5倍になるのかあ。

「だから、値段も
従来のタオルの1.5倍になるよ」

(≧∀≦;)アチャー!!

ま、でも、当然だわな…

ものづくりの考え方は、
かかった時間分ですからね。

そして、ヤシャールおじさん、
こんなタオルもつくってました。





えーっ!???
なんでー!???

全面モコモコは、
ボクのためだけの限定でしょ!?

ヨーロッパの一流ホテル用の
手織りタオル。

「しんいちのオーダーでつくってみて、
 全面パイル地もとても気に入った。

 だから、
 このホテルにも提案してみたんだ」

このアイデア泥棒っ!
く("0")>なんてこったい!!

そう思ったのだけど、

「心配しなくていい。

 小売り店としては、
 しんいちだけにしか渡さない。

 ここのホテルは、
 うちの直接のお客さんだから、

 そういう
 直接のお客さんには販売するよ」

そう言われると、しょうがないな…

┐(´ー`)┌ ショーガナイ。。。

そこまでは、
がんじがらめにもできないし。

それを聞いて、
ちょっとは、ホッとしました。

ほっ(*´∇`*;△

そして、
また新しいタオルのオーダーも。





横幅1メートル、
長さ180cmの大きなタオルです。

ボクの友人がわが子のために、
通常サイズのタオルを買ってくれて、

贅沢にもタオルを敷いた上に、
赤ちゃんを寝かせていたところ、

「もう、あのタオル、
 うちの子が離さないよ!」と。

それを聞いたボクは、

“大人だって、
 この手織りタオルを敷いて寝たら、
 どんなにか、気持ちいいことだろう”

そんなことを思って、
この「シングルサイズ」をオーダー。

限りなく贅沢な一枚です♪

ヤシャールさんに
「できますか?」と聞くと、

「こんな大きなタオルは、
私たち祖父の世代でも作ってなかった。

はた織り機も、
この大判サイズにあつらえないと。

そして、一枚を織るのに、
少なくとも4日はかかるだろう。

 ・・・・・。

だけど、
これは、やりがいのある挑戦だ。

やってみよう!!」

そう、興奮ぎみに応えてくれた。

「さすが、ブルダン職人!
あなたなら、必ずできるはず!

また素敵な作品を待っています!」

そして、ヤシャールさんは、
このタオルケットを、
“SHINICHI Towel”と名づけてくれた。


そうこう話してると、
デニズリ県の県知事さんが来訪。

えっ!?
知事さんが来たって!?
!?(゚〇゚;)マ、マジ...

県民88万人のリーダーだ。

どうやら、
海外からのゲストを案内中に
ボクたちが日本から来てることを知り、

わざわざ、
タイミングを合わせてくれたみたい。

せっかくなので、記念撮影♪





さすが、知事さん。

秘書や通訳、広報記者、
専属のカメラマンまでいて、

スーツ姿の取り巻きが
総勢8名ぐらいいる一団。

ボクは、
差し出がましいとは思いながらも、

「知事さん!

 このブルダンのはた織りは、
 本当に素晴らしい伝統です。

 そして、
 ヤシャールさんはブルダンの宝です!

 この素晴らしい伝統と
 偉大な職人さんを守ってください!」

そう英語で伝えると、
知事さんはボクの手を握りながら、

「必ず、守りぬくよ!」

そう、力強く答えてくれました。

エネルギッシュでありながらも、
とても誠実そうな知事さんでした。





古代から続く、ブルダン手織り。

こんなにもすてきな伝統が、
これから先も何千年、何万年と、
受け継がれゆくことを願ってやみません。

ヤシャールおじさんとは、
しばしの別れを告げて、

次は、メフメットさん宅へ。

通りには、素朴なパン屋さん♪





トルコは、小麦も豊か。

長さが50cmぐらいもある
でっかいパンが、

100円もしないので、びっくり。
オオ-!!w(゚o゚*)w!!

しかも、
トルコのパンはスゴくおいしい♪


山道を車で登ること約10分。

メフメットさんの家は、
山の斜面に小さく建っています。





パッと見上げると、
この家からは美しい景色が望めます。

ほのぼのとした、すてきな場所。





家に入ると、
1階にはた織り機が据えられ、
仕事スペースになっています。

そして、2階が住居スペース。





2機のはた織り機を並べて、
夫婦で仲良く織っています♪

ブルダンでは、
女性がはた織りするのは珍しい。

オスマン帝国時代までは、
はた織りは、男の仕事だった。

ブルダンのはた織りは、
男系の一子相伝で伝えられ、

女性は、
織りあがった生地に刺繍したり、
仕上げをするのが仕事でした。

今でもその名残りがあって、
女性の織り手はそんなには、いない。





メフメットさんには、
ペシテマルをお願いしていた。

トルコの日常ではよく使われる
薄手のタオルケットです。





頼んでいたのは、
黒、赤、モスグリーン、ゴールド、
ライトブラウンをそれぞれ20枚ずつ。

それに加えて、
他の色も何枚か織ってくれていました♪

メフメットさんのペシテマルは、
たて糸にはポプラレーヨンや綿、
よこ糸にはバンブー(竹繊維)を使う。

その肌ざわりと、
メフメットさんの丁寧な手仕事に
ボクは魅了されてしまったのです。





こちらも
カラフルなペシテマル生地。

とても、きれいな色合い。





はた織り機の中からは、
向こう側にテレビが見えるように
なっています。





こうやって、
テレビもちらちら見ながら、

メフメットさんは、
朝9時ぐらいから織り始めると、

昼食・夕食をはさみながらも、
深夜1時、2時まで織り続けます。

(ノT∇T)ノ )))))) はぅ~~っ

今回のボクのオーダーも、
たった3週間しかなかったのに、
100枚余りを織り上げてくれてた。

そんだけ一日中 織っても、
夫婦お二人の最大生産は、
二人で一日に6枚が限界だそう。

そんだけ織り続けて、たったの6枚…
( ̄◇ ̄;)

オートメーションの機械織りなら、
そんだけの時間 機械をまわしたら、
一日で何百枚と織れるだろうに…

「織っても、織っても、楽しいから、
 一日中、織り続けてしまうんだ」

いやいや、
この人は本当に“はた織り”を愛し、
人生を楽しんでいるんですね~♪





メフメットさんの作品は、
麓にあるお店に並びます。

あの織りものたちが、
クッションカバーになったり、
テーブルクロスになったり♪





一枚、一枚に、
想いと時間が込められている。

見てるだけで、
うれしい気分になってきます♪





古代からの伝統を受け継ぐ
誇り高きはた織り街 ブルダン。

山に囲まれた自然の中に
はた織り職人の「人生の楽しみ」が
ゆっくりと流れている場所。

もう、住みたいぐらいです!
(*≧∀≦*)


2013年 冬 旅の終わりへと続く…


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パムッカレの酒盛り

しょうこは、
明日からイスタンブールで仕事。

夜 22:30
無事にデニズリのバス乗り場まで
送り届けて、さよならを。

イスタンブール着は、
翌朝の7:45らしいです(汗)

しょうこのおかげで、
トルコのお母さんたちと話せた。

お母さんたちの想いを、
より深く、身近に知ることができ、
本当に大・大・大感謝!!

しょうこ、ありがとう!
ヾ(*≧∀≦*)ノ━━!!!

そして、
ボクたちはパムッカレの宿へ。

今日は朝から
広大なエフェソス遺跡をみて、
オデミッシュへ車で3時間。

アイシェお母さんの
とめどなく尽きることのない
たっぷりの愛情とトークに5時間。

オデミッシュから、
デニズリまで車で4時間。

そして、
ここパムッカレへ40分の運転。

さすがに疲れたー!!
――― (;;´O`)=ε3

そして、宿に着くやいなや、
ボクたちを待っていたものは…





酒盛りだー!!!!!

近所の仲間たちが集まって、
歌に踊りに、大盛りあがりの宴会中。

∑ヾ( ̄0 ̄;ノ ヒエ~ッ!!

そして…

「日本のトモダチよ、
 せっかくだから、仲間に入ってけ」

あー!!!
言われると思った~(≧◇≦)

「じゃ、一杯だけ…」


座るやいなや、
不気味な踊りが始まった。
Σ川 ̄▽ ̄;川アィーン





うん!?
双子!?

めっちゃ似てる。

んでもって、
すんごく楽しそうに踊ってる♪





しっかし、
このおっちゃんの歌声、
惚れ惚れするほどのいい声。

聞くところによると、
セミプロとしてトルコ国内を巡っているそう。





楽器も始めてみるもので、
どうやら、トルコの伝統楽器のよう。

酒盛りは確かに楽しいし、
みんないい人たちばかり♪

初めて目にする楽器の音色や、
トルコ民謡はとても心地よいです。

ただ、今日だけはやめて…

ちょっと、疲れすぎてる。
()´д`() モウゲンカイ・・・

われながら、疲れ切ってる白い顔。
(ホントはもっと黒いのです^o^)





さすが、
モリくんは若いだけあって、元気。

けっこう、ノリノリ♪
┌|*´∀`|┘└|´∀`*|┐♪





だけど、ボクはダウン寸前。

一杯だけお付き合いして、
モジモジと退席を申し出ると、

「じゃあ、一曲歌っていけ!
 日本の歌を!!」

Σ(o゚д゚oノ)! ナンデストー!!!

って、逃げられない雰囲気…





そこで、ボクたちが歌った歌は…

「ぶん ぶん ぶん♪
 はちが とぶ~
 
 お池の まわりに
 野ばらが さいたよ

 ぶん ぶん ぶん♪
 はちが とぶー♪」

ベタすぎー!!!?
なんで、この選曲にしたのかっー!?

あまりのオンチぶりに、
一瞬、時間がとまったみなさん。

(゚Ω゚;)ヤッパリ!?

でも、次の瞬間には、

「ブラボー!!
 いい歌だー!!

 日本の友よ、ありがとう!
 おやすみ、おやすみ」

みなさんご機嫌な様子で、
ボクたちを解き放ってくれました。

トルコ人の心はデッカいなあ。

人間味あふれる楽しい出会いと、
寛大なお心に、ありがとう♪

そして、おやすみなさい。


明日は、
今回の買い付け旅のメイン。

はた織りの里 ブルダンへ。

早く寝なきゃ…
(∪。∪)。。。zzzZZ


トルコ ブルダンへと続く…


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トルコの“母の想い”

あまりにも、
しょうこの運転が怖いので、

モリくんと強制的に交代。
コワイョ━(((。iдi。))━ッ!!

運転に慣れてないのに、
ビュンビュン飛ばすし、

「な、運転できてるやろ?
 な?しんちゃん?
 ほら、ほら?」

助手席にいるボクの方を
ずっと見ながら言っている…

いいから、
前を見て運転しろっ!
凸(゚皿゚メ)コラーッ!!

なので、モリくんに交代!





って、おまえもこっち見てるし~
(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・

でも、モリくんはさすがに、
自分の運転技術を自負するだけあって、

安心のドライブ♪
ほっ(*´∇`*;△

やっと、全身の硬直が解けた。

お昼の13時、
無事にオデミッシュに到着。

アイシェお母さんたちとは、
昨日のオヤ市の広場で待ち合わせ。

ちゃんと待っててくれて、
広場の近くで一緒にランチ。

写真はないけど、
昨日、ヌルテンお母さんちでも食べた
トルコピッザを。

こっちの人たちはホントに好きみたい。

毎日食べても飽きない味♪

腹ごしらえをして、
いざ、アイシェお母さんちへGO!





お母さんはボクたちが来たことを、
ホントに喜んでくれてる様子で、
まったくトークがとまらない…( ̄O ̄;)

でも、
ボクたちも来れて、すっごくうれしい♪
(*≧∀≦*)

「しんいち、
 私はとっても用心深い。

 あまり、
 人を信用することができないの。

 この人と結婚して40年になるけど、

 この家に、
 親族以外の他人を招いたことは、
 ただの一度もないのよ。

 トルコ人でさえ、
 家に入れたことはないのに、
 あなたは、ましてや日本人。

 でも、
 私はしんいちを招きたいと思った。

 とても、不思議なの」

えー!!!
そこまで想っててくれたんだ!?
w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!


でも、
実はボクもアイシェお母さんには
特別な感覚がある。

今年の4月に初めて会った時から、
言葉はまったく通じないのに、
不思議と心が通ったお母さんだった。

そして、今回はしょうこのおかげで
何を言ってるかが分かる。

ボクのことを、
「3番目の息子」と呼んでくれる。

人の“縁”(えにし)って、
ホントに不思議。


そして、
この人が1番目の息子さん。
(実の長男さん)

実は、
ボクが3番目とか言いながら、
ボクより年下だった…(^◇^;)





もちろん、左の人ですよ♪

右はお父さん。
そして、お孫ちゃん。

お母さんは、
「3番目の息子に、
 ムスリムの名前をやらないとね」

そう言って、
ボクにムスリムの宣教師の格好を。

「しんいち、
 あなたのムスリム名は、クゼイよ」




しょうこが、ゲラゲラ笑ってる。
ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

「しょうこ、なに?
 クゼイってどういう意味?」

「Kuzeyは、“北”って意味」

「なんで?なんで“北”なん?」

「意味は無いってよ(笑)」

特に意味はないのに、
ボクの名前は“北”になりました。

トルコでは、
けっこうそういう名付けをするそう。

つづいて、モリくんにも。

「あなたは、4番目の息子ね。

 あなたにも付けてあげるから、
 これをかぶりなさい。

 あなたの名前は、ギュネイよ!」





またまた、しょうこが笑ってる。
(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑

「Güneyは、“南”。

 しんちゃんが、“北”で、
 モリくんは、“南”やって!

 めっちゃ、おかしい!(笑)」

って、
しょうこ、笑いすぎやろー!
○=(`◇´*)o コノヤロー!!

でも、お母さんは真顔だ。

どうやら、
トルコではこんな感じで名付けるみたい。

そして、お母さんは、

「あなたたちは、
 私の息子だから、
 特別なものを見せてあげる」

そう言って、
奥の部屋から持ってきてくれた。





スゲーーー!!
きれい!!!

イーネ(刺繍針)編みのレースだ!
∑d(*゚∀゚*)チゴィネ!!

昨日、市場で買ったやつより、
さらに細かで美しいイーネ。

どーゆうことっ!?
\(○`ε´○)コラーッ!!!

「これはね、
 2番目の息子の
 未来の花嫁のために編んだの。

 トルコの母は、
 娘が嫁入りする時には
 嫁入り道具を編むんだけど、

 息子が花嫁をもらう時にも
 歓迎の気持ちとして用意するのよ。

 春が来る頃、
 蚕の卵を集めてきて、
 私の脇の下で温める。

 孵化させて、
 繭を作らせて、
 糸をつむぐ。

 その糸を自分で染めて、
 はた織り職人に織ってもらうの。

 そして、織りあがった生地に、
 同じシルク糸でイーネ編みをする。

 丸一年かけて、
 一枚を編みあげるのよ」

えっーーー!???
卵を脇の下で温める!?
...(゚Д゚ノ)ノギョエー!!!!!!!!

トルコのお母さんは、
そこまですんの!???

息子の花嫁のために!??





「なんで、そこまですんの?
 トルコの母は大変だね!」

そう、しょうこに訳してもらうと、

「大変だなんて、
 一度も思ったことないわ。

 息子の未来の花嫁に
 想いを寄せがら編めるから、

 私はとってもしあわせよ♪」

じ、次元が違い過ぎる…
ポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…

トルコのお母さんの愛情って、
こんなにも深いのかぁ~

って、
トルコじゃなくっても、

“母の愛情”って、
世界中どこへ行っても深いんだなあ。
( ̄(エ) ̄)y-°°シミジミ

そして、なんと!!!

「しょうがない。
 あなたたちも息子だから、

 二人で一枚あげるから、
 花嫁のために持って帰りなさい」

って、エッーーー!???
ェェェェェΣ(゚Д゚,,)ェェェェェーーー!!!

一年がかりの一枚でしょ!?

「2番目の息子のために
 この5年で5枚編んだの。

 でも、
 次男の結婚はいつになるやら。

 また、1年かけて編むから、
 これは、持って帰りなさい。

 ただし、
 未来の花嫁のためにあげるから、
 商売で売っちゃダメよ」

はい!
もちろんです!
ラジャ(゚◇゚)ゞビシッ!!

アイシェお母さん、ありがとう♪

本当に、ありがとう。


そして、こちらは別のイーネレース。





玉ねぎの皮とお茶、くるみで染めた
シルク糸で編んだイーネレース♪

一枚編むのに、約半月かかるそう。

すてきな作品。

こちらは売りものだそうなので、
何枚か買って帰ります♪


お母さんは、後片付けに。





そして、お父さんは寝る。
o(__*)Zzz

これも、どの国でも同じ。
(^○^)





片付けが終わったお母さんに、

オヤを編んでるところを
見せてほしいとお願い。

「じゃ、いつも庭でやってるから」

そう言って、裏庭へ。





お母さんがかぶってるスカーフも
もちろん、お手製。

可愛くって、すてき♪

「写真を撮る」と言うと、
サッと取ってきてパッとかぶった。

トルコの人は、
写真と聞くと、猛烈に気合が入る。
O(≧▽≦)O





ホントゥに、細かい針仕事。





パシャ、パシャと、
たくさん写真を撮ってると、

さすがに照れたのか、ニッコリといい表情♪





こちらの2枚も、花嫁用スペシャル。
(もちろん、譲ってはくれません)

二人とも、よく似合ってます♪

でも、
二人とも、ちょっとお腹もでてる。
(≡^∇^≡)ニャハハ





アイシェお母さん、
早く花嫁に渡せる日がくるといいね♪

お母さん一家が、
しあわせいっぱいに包まれる日を
ボクたちも望んでいるよ。





なぜだか、
ミカンとレモンが同時になる木。

ウソじゃないです。
ホントに元は一本の木なんです。

すごく、不思議。




この人が噂の2番目の息子。
(一番奥)

仕事が終わって、
駆けつけてくれました。

早く結婚できるといいね~♪





深い愛情と
絆で結ばれたイェシルご一家。

“母”の愛情の深さを
トルコまで来て、
あらためて教えてもらった、

そんなステキな時間でした♪
(●´ω`●)ほのぼの♪

大・大・大感謝です!
(≧∪≦*)ノノ*:.。





いろいろと話し込んでいると、
あっという間に夕方。

どんなに遅くても、
18時にはここを出発しないといけない。

今夜は、しょうこが、
22:30 デニズリ発の深夜バスに乗って
イスタンブールへ帰ります。

しょうこは、
明日の朝からイスタンブールで仕事。

ここオデミッシュからデニズリまで、
どんなに飛ばしても3時間半はかかる(汗)

「そろそろ帰るよ」と言うと、

「なぁぜ?」
「なんで?」

としか言わないアイシェお母さん。

そして、
もうここに泊まっていけ、と。

お、お母さん…
うれしいけど、そろそろ帰らして…
(^◇^;)

もう、いい加減のタイムアップで、
お母さんを振り切るように外へ。

しょうこも、
「え~ん、え~ん」と言ってる。

泣いてないけど…( ̄◇ ̄;)


長男さんが、
途中まで先導してくれる、と。

iPadのマップがあるから大丈夫と、
何度言っても、

先導するってゆずらない。





どこまでも親切な人たち。

トルコ人 バンザーイ!
イェシル一家 バンザーイ!
\∩(^∇^)∩/

トルコ、大好き!!!


トルコ ブルダン①へと続く…


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古代ローマ時代にタイムスリップ♪

トルコ西部
エーゲ海近くに位置する
古代遺跡 エフェソス。

オデミッシュへの
移動の便利さから決めた宿泊地。

せっかくなので、遺跡見学へ。

バカな男が、
「アルテミス神殿に放火すれば
後世に名が残る」と考えて火を放った。

それが、紀元前356年のこと。

そんな逸話も残る、
世界七不思議にも数えられる
アルテミス神殿のある古代都市。

(神殿はエフェソス遺跡の近郊)





行ってみると、
とにかく古代の遺跡がゴロゴロ。
( ゚Д゚)ウヒョー!!





フツーに触れるし、入れる。

って、
古代ローマの遺跡ですよっ!?
w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!





そして、やたらと猫が多い。





こんな石積みまで、
ちゃんと残っているのがスゴい。





そして、とにかく広い!

見渡す限り、
遺跡、遺跡、遺跡!!





この通路の向こうも、
両側もずらーっと遺跡です。





無造作に「そこにある」遺跡。

古代からの原風景が、
ここエフェソスには永々と残る。





ラテン語?
ギリシャ文字?

アニメ「ワンピース」の
ポーネグリフの古代文字みたい♪





柱の跡も、
ボン、ボン、ボンと置いてある。





美しいタイル装飾の回廊。

昔はここは室内だったのかも。





ひときわ目立つ遺跡の前で。

だれかさんだけ、
あさっての方向を見てるが…
( ̄■ ̄;)…ガビーン!!!





こちらは、
古代の三大図書館に数えられた
セルシウス図書館だそう。
(゚□゚o)ノノスゴッッッ!!!!!





建物の奥は崩れていて、
今は前面部分だけが残っている。

長い歴史を感じます。





至るところにいるネコちゃん。

ここはネコ天国だ。





なんだか、
さらに奥もあるようなので。

ていうか、
あまりに古代遺跡がゴロゴロ。

フツーに転がっているから、
感覚が麻痺してくる。





奥へ進むと、
最初に見た劇場より
遥かに大きな大劇場が。

何百席あるんだろう…





人もあまりいなかったし、
せっかくなので、
闘牛ごっこをしてみた♪





2千年以上前からある遺跡で
闘牛ごっこをしてると思うと、

とんでもなく、楽しかったです!
v(≧∀≦)v うれし~♪

「ウチにも牛やらせて~」と、
モリくんを無理矢理誘う、しょうこ。





闘牛ごっこをやっていると、
中国人の団体さんがやってきて、

女性ガイドさんに、
おもいっきり笑われてしまった。

((▽\*)≡(*/▽))ハズカシー!!!

そして、ボクたちはそそくさと上へ。





すんごく、いい景色♪

帰り道にも、いっぱいのネコ。

まるで、
ここの守り神のような得意顔だ。





さあ、遺跡も満喫したし、
そろそろ、オデミッシュへ。

アイシェお母さんとの
待ち合わせ時間が迫っている。

急いでるのに、
どうしても運転がしたい、しょうこ。

日本国内でも、
ろくに運転したこともない、

からっきしのペーパードライバー。
コワイヨー!!!(ノll゚Д゚llヽ)





助手席のボクは、
もう生きた心地もしない。
ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!

無事に着けるのか…


トルコ オデミッシュ③へと続く…


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ヌルテンお母さんの家へ

オヤ市場から車で移動。

ヌルテンお母さんは、
「ほんの10分ぐらいよ」と。

お母さんのナビ通りに運転。

どんどん、
山の方へ入って行く…

とっくに、10分は経ったけど?

結局、走ること30分後。
やっと着きました。

「ね、近かったでしょ?」

って、どこがやんっ!
ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

家に入ると、
ヌルテンさんのお母さん
シュキュリエばあちゃんが。





前回の4月には、
市場で会ったおばあちゃん。

最近は心臓がわるくって、
市場には行っていないそう。

だけど、スゴく元気そう。

どこに行っても、
おじさんとおばあちゃんには
すんごく好かれる、しょうこ。





さっそく、
アンティークのオヤ花飾りを♪

とっても貴重な昔のオヤ。





約80年前の貴重品。

トルコ国内でも、
もうほとんど出まわらなくなった。

お母さんたちは、

「今より何倍も時間をかけて
 丁寧に丁寧に編んでいる」

「昔の技にはかなわない」

そう、口々に言います。





そして…

今回のお目当て、
パラケセ(昔の小銭入れ)です!!
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!





今ではもう、
編まれることも、
見かけることもなくなったパラケセ。

よりによりすぐって、チョイス。
(と言っても、全部合わせても20枚ぐらいしかなかったけど…)

ぱっと見、赤ちゃんの帽子みたい♪





こんなジャガード柄が、
100年近く前のトルコにあったんだ。

と思いきや、こんな可愛らしいのも♪






貴重なパラケセは、
10枚ほどの購入を決定です!

そうこうしてたら、
さらに凄そうなものたちが…

なんじゃこりゃ!?
o(@.@)o ナンジャコリャ!!





なんと、
オスマン帝国時代のアンティーク。

当時の貴族や裕福な商人たちの
豪華なテーブルライナーやクロス。

見事な刺繍です!
スッスゴィ...(゚Д゚ノ)ノ





色づかいも鮮やか♪

当時は、こんな美しいライナーを
花嫁の嫁入り道具として持参したそう。





娘への愛情がたっぷりの
可愛らしいライナー。

それぞれの名家で、
代々、受け継がれてきた品。

ヌルテンさんが、
一軒一軒訪ねては、
懇願して買いとってきた。

ここまで集めるまでに、
25年以上の年月を費やした。

心の底から、
アンティークを愛する人です♪





そして、
奥から出してきたのがこちら。

あまりにも、すてき!!
スゴ━━Σ((o人゙゙゙ エ゙゙゙o))━━ィ!!

目を奪われるほどの美しさ。

ワインレッドのベルベット生地に
金糸で細かな刺繍が。

「これは、
 どんなにお金をつまれても
 絶対に売らないわ」

ヌルテンお母さん…

あなた、自慢するためだけに
奥から出してきたんやね…
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ





「これは、
 しんいちにだから見せた。

 他の人には、
 トルコ人にだって、
 見せたことないのよ!」

えっーーー!!
ありがとー!!!

そして、もう奥へしまってる~
(○口○*) ・・・・・

(ブログに出してもよかったかな…)


そして、ヌルテンさんは語る。

「本当は、
 一枚たりとも売りたくないわ。

 だけど、
 これらのアンティークの品々は
 本当にいいもの。

 世界の人たちに、
 本当にいいものを知ってほしい。
 そういう気持ちもあるの。

 それに、
 私たちは大金持ちではないから
 少しはお金もいるの。

 だから、
 コレクションの一部を
 手放すことに決めたのよ」

だけど、
「実の祖父母たちから
 受け継いだものもあるから

 全部は売らない。売れない」

その上で、
譲ってもかまわないというのを
何点か購入させて頂きました♪

もちろん、
びっくりする程の高値ですが、
その想いと希少価値を思えば、
納得できるものです。

というか、
自分を納得させました!
ウキッ━━゚(∀)゚━━━!!


ただし、
自分を納得させるまで約1時間…

本気で、悩みましたー!
(´-ω-`)う~む…





そして、決めたのがこちら!

約150年前の金刺繍!!!

裕福な名家の嫁入り道具として、
最愛の娘に持たせたライナーです。

ヌルテンお母さんたちは、
このライナーを

「チョック・オスマン!
 チョック・オスマン!」
 (超オスマン!)と呼び、

「しんいち、
 あなたはまだ駆け出しだから、
 このライナーはやめて、

 もう少し安価なものにしておきなさい。

 そして、安価なものが日本で売れたら、
 次にこれを買って帰ればいいのよ」

繰り返し、繰り返し、
そうボクを諭そうとしていたけど、

「どうせ買うなら、一流がいい!」

ボクはそう譲らず、
悩み抜いた末に決めました! 





だって、これがいいんだもん!

他のじゃヤダ!
ヤダヤダ(o≧谷≦)oヤダヤダ

「どうせなら、一流品を」

そう決めて、
こちらの“超オスマン”に決めました!

ただ、
あれだけ目の前で悩み抜いたのに、

お母さんは一切、
コストダウンはしてくれませんでした。
(T△T) 涙 涙 涙

ま、それだけ貴重なものだから、
仕方がないです!(^O^)


そして、
これから大好きなオヤを
目の前で編んでくれます♪





まずは、オヤ糸をよっています。

シルクだけだと弱いので、
綿やナイロンを混ぜるそう。

こちらがシルク糸の束。
糸染めも自分たちでするそう。





とにかく、
オヤを愛してやまない
ヌルテンお母さん。





あまりに手早いので、
見ていてもよく分かりません。
(@Д@; アセアセ…





お母さんにオヤって何?

そう聞いてみると、

「“自然”を表現すること。

 オヤを編んでいる時は、
 自然と一体になれる気がする。

 そして、そこには、
 美しい自然への感謝と、

 自然を創りあげてくれた
 神への尊敬の気持ちも
 込められているのよ」

へっーー!!!

そんなにも
奥深い想いがあったんだ!?
オオーw(*゚o゚*)w!!

でも、そりゃそうか。

こんなにも深く、
トルコに根ざしてる文化だもんな。

感服いたしました♪
(○・Д;○)[カンプク]





向こうに座って、
ずっとウンウン頷いてた
ヌルテンさんのお父さん。

メフメットエミンじいちゃん。

暖炉への薪入れは、
おじいちゃん専属の仕事だ。





おじいちゃんの若かりし姿。

若い!!!
才才-!!w(゚o゚*)w





もう遅くなったから、
夕食も一緒に食べていけ、と。

トルコの人たちは、
“トルコ ピッザ”と呼ぶ。





意外にも、
かなり美味しくって、

モロッコで
栄養失調ぎみのモリくん。

かぶりつくように、
むしゃむしゃ食べてました。

びっくりしたのが、コーラ!
こっちのコーラは、2.5L。

デカーい!!!
((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォ!





食後のデザートに、
庭でとれたというザクロを。

これも美味しいんだけど、
大量にありすぎ!

だけど、しょうこは、

「私、ザクロめっちゃ好きやねん♪」

ずっと、食べ続けてました…





おばあちゃんと一緒に♪

御歳、73歳か74歳!

どっちか忘れたそうですが、
まだまだ、元気!





おじいちゃんも入って。

ほとんどしゃべらず、
すんごく大人しいじいちゃん。

どこの国でも、
女性パワーはパワフルです!
━━━ヾ(o´ω`o)ノ━━━!






ヌルテンお母さん家は、
古くてボロくて、小さな家。

一階は農作業の倉庫になっていて、
二階が住居スペースになっている。

お母さんも言ってたけど、
決して裕福な家庭ではない。





だけど、
オヤにかける情熱は、
どんなお金持ちよりも熱いと思う。





ありがたくも、
その大情熱と深い深い想いを
貴重な品々と共に見ることができた♪

ボクの人生に、
本当に豊かな時を刻むことができました。

ホントゥにありがとう。

感謝です♪
O(≧▽≦)O


トルコ エフェソス遺跡へと続く…


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オデミッシュで、ただいま!

昨夜、
というか今朝の深夜早朝、
無事にエフェソスに到着。

ホテルでは、もう寝るだけ。
(o_ _)oバタンキュ~

ここからオデミッシュまでは、
車で約3時間。

お昼には着きたいので、
朝9時に出発しました。





エフェソスのある地中海側から
東に向かって進む。

東西に伸びる
山に囲まれた細長い盆地を行く。

霧で、一面まっしろ。





海外の運転に
まだ慣れていないボクは、

写真を撮る余裕などなく、
オデミッシュに到着。

学校の校庭にある
駐車場に停めて市場へ。

果物や野菜も並ぶ♪





ここだ!!
再び帰ってきたオヤの市場。

今年の4月は、
パムッカレから独りで運転してきた
懐かしの場所。





市場の入口で、
パシャリ、パシャリ。

写真を2枚撮ると、
ボクの左腕を誰かがつかむ。





何かと思ってみると、
前回の訪問で仲良くなった
アイシェお母さん。

「おー!
アイシェお母さん!!
ボクのこと覚えてる?」

前回は、
お母さんはトルコ語、
ボクは英語で会話した。

ボクはトルコ語はわからないから、
言葉は通じず、気持ちだけ通じた。

ボクが日本から来るのを
ずっと待ってくれていたような、
そんな気がするお母さんだった。

話していることをもっと知りたい。

そう思って、
今回はイスタンブール在住の
しょうこに一緒についてきてもらった。

ロンドン留学時代、
苦楽を共にした大阪弁の女の子。


アイシェお母さんが、
ボクの腕をつかみながら、
必死で何かを言ってる。

「しょうこ、なんて?」

「朝 起きると、 アッラーが言った。
今日は、しんいちが来る、と。

だから、
私は朝からずっと、待っていた。

ここで、ずっと待っていた、って」

って、えーーー!!!
!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?

そんなことって、あんの?

アイシェお母さんは、
ボクの腕をつかみながら、
目には涙をうかべていた。

ああ、
ホントに待ってくれてたんだ。

ただいま!!
トルコのお母さん!^o^

出会いって、
ほっんとーに、不思議です♪
O(≧▽≦)O

モリくんは、
「ええっーーー!?」って、
かなりびっくりした様子。


こちらが、アイシェお母さん。





右が、しょうこ。

初対面のしょうこも、
スグに仲良くなりました♪

お母さんの露店に
連れて行かれるなり、

お母さんのトークは止まりません。

すっごい興奮状態で、
ボクにもこれをかぶれ、と
ムスリムの帽子を。





アイシェお母さんは、

「私の日本の息子が来た。
息子が本当に来てくれた。」

心の底からはしゃいでいた。

そんなにぎやかなボクたちに
子供たちが写真を撮りたいと。

オデミッシュでは、
日本人はめずらしいみたい。

学校でみんなに見せるのだそう。
((^┰^))ゞ テヘヘ





って、
30分ぐらい話し込んでると、
ヌルテンお母さんがやって来た。

前回 来たとき、
ただひとり、連絡先がわかるもの
をボクにくれたお母さん。

今回のオデミッシュ訪問を
しょうこを介して事前連絡しておいた。

市場が開かれているかどうかの
確認をするためです。

そのヌルテンお母さん、

「この子たちは、
私に会うために来たのよ!

私に電話があったんだもの!

アイシェ、
早くこっちに来させなさい!」

そうです。

この二人のお母さん、
とても仲が悪いのです。
(^◇^;)

あとで聞くと、
「あの人は嫌いだから、
めったに口もきかないわ!
口が汚れてしまう!」

各々が、
そう同じことを言ってました…


二人に挟まれたしょうこ。

右から左から、
「もうちょっといなさい」
「早くおいでよ」

「そっちに行っても何もないわ」
「しんいちの目当てはこっちよ」

しばしの間、冷ややかな応酬が続き、
さすがのしょうこも苦笑いです。
(^~^;)~





「ヌルテンお母さん、
申し訳ないけど、

あなたに会うためだけに
ボクたちは来たんじゃないんだ。

みんなと会いたくて来た。

あなたの露天にも必ず行くから
もうちょっと待って」

そう、しょうこに通訳してもらい、
まずは、アイシェお母さんの作品を♪





刺繍針(縫い針)一本で編んだ、
イーネ刺繍のレースがすてき♪

どれも、
半月以上かかった力作。

ほとんどの作品を
購入させていただきました♪

アイシェお母さんとは、
明日、また会うことを約束し
別れを告げました。


そして、お隣のおばあちゃん。





おばあちゃんたちは、
編みつつ、露天に座っている。





こちらのおばあちゃんは花飾り。

“オヤ”本来のカタチだ。

もちろん、こちらも購入♪





見てまわっている間、
さっきのヌルテンお母さんが、
側に立って、じっと見ている。

コワ━━(((( ;゚Д゚)))━━ッ !!!

あとで行くって言ったのに…

「私はもう店じまいだ。
早く、わが家へ行きましょう!
そんなオヤ、いくらでもあるわ!」

って、
ボクたちを家に連れて行く気満々。
∑(; ̄□ ̄A ・・・

ボクたちは、
その恐るべき重圧に負けず、
いろいろと見てまわる。

つづいては、
花飾りオヤのアクセサリー。

オヤ・アクセサリーは、
こちらの女性だけが扱う。





とっても素敵です♪

何日も何日もかけて、
コツコツ丁寧に編んだもの。

ぱっと見、
布に見えるほど細かい“縫い”です。

いくつか、
求めさせていただきました♪





市場をひとまわりすると、
変なおじさんが・・・
ヘキョ! [+] · (゜Д゜ [+]

どうやら、
オスマン時代の民兵の衣装。

記念にパシャリ♪





もはや、
しびれを切らしたヌルテンお母さん。

これ以上じらすのも忍びないので、
そろそろ、お宅へ伺うことに。

「やっとだわ!」と、
満面の笑みのお母さん。

店じまいしたあと、
ずっとこのスタイルで、
ボクたちを追いかけてた。





「さっ、行くわよ!」

スタスタと、
めっちゃ早歩きのお母さん。

ハヤー(゚д゚)ー!!!





ちょっと強引だけど、
ずっとボクたちを待ってくれた。

それに、
まだ会って2回目のボクたちを信用して
家にまで招待してくれる。

ありがとう♪
アリガトヨーヨー(*≧∇≦)/

次回は、ヌルテンお母さんの家♪


トルコ オデミッシュ②へと続く…


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グッバイ・モロッコ~トルコへ

シャウエンから帰った夜、
ボブさんが迎えに来てくれた。

バスターミナルから歩いて
帰ると言ったボクたちに、

「無事に帰ってくるかどうか、
ホテルで待っているより、

自分で迎えに行った方が
ボクはハッピーなんだ」

そう言って、
夜遅く迎えに来てくれた。

そして、
「晴れていたら夜景を見よう」と。

だけど、フェズへ到着すると、
そこはあいにくの雨。

ボクたちは諦めていたけど、
ボブさんはレインコートを着込み、
両手に傘を持って、

「車の中から見せてあげる!」

そう言って、
夜景スポットに連れて行ってくれた。





夜景は、
少しもの寂しいオレンジの灯り。

感動するほどの夜景ではなかった。

だけど、
ボクたちはボブさんの心遣いに
感動し、感謝した。

ボブさん、ありがとう。
♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪





ボブさんの愛車は、
イタリア製のポンコツ。

だけど、
すっごく愛着を感じる
ヴィンテージカーだ。





ボブさんのおかげで、
ボクたちのモロッコ人観は救われた。

「コニチワ~」
「ナメシガワ~?」
「イイミセ アルヨ」

ほとんどのモロッコ人は、

ボクたち日本人を
“金が歩いている”としか思っていない。

そんな中、
ボクたちを“人間”として見てくれる
ちゃんとしたモロッコ人もいるんだ。

そう教えてくれたのが、
このホステルのボブさん夫婦だ。

そんな恩人・ボブさんに別れを告げ、
翌朝はカサブランカ空港へ向かう。

次は、トルコへ行くためだ。

朝 5:50発の電車に乗る。





2等車だと、
荷物の盗難などが心配なので、
ふんぱつして1等車へ。

それでも、
ひとり 165DH(約1,950円)。

フェズからカサブランカへは、
約3時間半の旅だ。

連日の強行軍で疲れていたらしく、
いつの間にか、爆睡。
゚(。 _ _)。o○グー





モリくんが、
ちゃっかり撮影してました。

あたりもすっかり夜が明けてます。





長距離列車は、
CASA VOYAGEURS駅まで。

この駅で、
空港行きに乗り換えます。

AEROPORT Med V行きは、
10:07発。

(正式名称:モハメッド5世空港)

空港までは約40分。

短距離なので、
2等車で安く抑えました。

ひとり 40DH(約460円)。





到着が遅れること30分。

やっぱり外国なので、遅れます。

それを見越して、
フェズを5:50発の列車に乗った。

けっこうキツかったけど、
早起きしておいてよかったです。
C= (´。`*)>ホッ


無事にモロッコを出発し、
トルコ イスタンブール空港へ。

飛行機は、トルコ航空。

今回の旅、
成田 - ミュンヘン
カサブランカ - イスタンブール
(途中降機)
イスタンブール - 成田

この区間はトルコ航空でブック。

日本の旅行代理店
フレックスインターナショナルさんで、
ひとり 108,790円で購入。

そして、
ニュルンベルク - ベルリン
ベルリン - ブリュッセル
ブリュッセル - マラケシュ
イスタンブール - イズミール
イズミール - イスタンブール

これらのフライトは、
その国その国のLCCで。

これだけ各地を巡って、
トータルの航空券代は、
ひとり 約14万円ほどです。

自分で手配するのは、
英語のページを解読したり、

電車やバスなど、
移動時間の手配もするから、

わりとけっこう大変だけど、
安く抑えることができます♪
ヽ(・∀・)ノワチョーイ♪

さて、カサブランカからは、
約4時間半の空の旅。

言うまでもなく、ボクは爆睡。

寝て起きたら、着いてました♪

そして、
イスタンブール空港にて

8日ぶりの生ビール!!
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪

禁酒国モロッコでは、
あったとしても缶ビール。

久しぶりの「生」です!

しかも、
ボクの大好きなEFES♪





ぷふぁ~♪
やっぱり、うまい!!

生き返ります♪
クゥーッ!!”(*>∀<)o(ビール)"

ここイスタンブールから、
トルコの格安航空
ペガサスエアに乗り換えて、

トルコ南部のリゾート地
イズミールへ向かいます。

山奥の街 オデミッシュへは、
イズミールからが行きやすい。

イズミール空港に着いたのは、
深夜 0:30。

ここからは、
事前に予約しておいたレンタカーで移動です。

翌朝 撮った車の写真。





びっくりでしょう?

最新型のフォード・セダンです☆

オフシーズンだったので、
同じ料金でアップグレードしてくれました♪
ヤッタァ━━━v(*´>ω<`*)v━━━ッ!

4泊5日レンタルして、
84.50ユーロ(約12,200円)。

すっごく安いですっ!!

ただし、
トルコはガソリンが高い…

1L=4.86TL だから、
約255円!!

要注意です!ヒイィィィ!!!(゚ロ゚ノ)ノ


空港から、
エフェソスのホテルまでは1時間半。

久しぶりの左ハンドル。
右側通行。

海外で2回目のドライブです。

大丈夫かな~
((o(゚▽゚○)(○゚▽゚)o))ドキドキ


明日は、
朝一からオデミッシュへ出発。

もう、空港で寝たいぐらい…
(lll-Д-)ノ【モウダメカモ・・・】


トルコ オデミッシュ①へと続く…


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青の街 シャウエン

今日は、
どうしても行きたかった
シェフ・シャウエンへ。

街全体が青いという、
モロッコ北部の秘境だ。

朝7:30のバスに乗るため、
旧市街近くのターミナルへ。

ブー・ジュールド門近くにある
ホテルからは歩いて10分。

土埃と排気ガスにまみれる
モロッコの街も、朝は清々しい。





まだ早朝であるため、

いつもはタクシーとバス、
迎えの車でごった返す

旧市街のターミナルも
つかの間の静寂に包まれる。





バスは、今回もCTMを利用。

念のため、
前日の朝、チケットを買っておいた。

料金は、往復でひとり140DH。
(日本円で約1,650円)

片道4時間のバスが、
こんな格安料金で行ける♪

で、驚いたのがチケット。

発券するためのプリンターが
壊れてるらしく、手書き。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

これで通用するのだから、
やっぱりここはモロッコだ。





バスは、10分遅れで出発。

「バスは、
7:30きっかりに出発するから、
7:00には必ず来るように」

昨日の係員はそう言っていたけど、
なーにがじゃー。

ま、これもモロッコらしい。

出発してしばらく走ると、
畑なんかの田園風景が。





丘陵地帯にも、畑。

土が肥沃なんだろなあ。





これは、たぶんアルガンの木。

あのアルガンオイルのアルガンです^o^





だんだんと、山へと入っていく。





山道で、ぽっかりと目の前が開ける。

どうやら、湖のようです。





だいぶ登ってきたかな。

けっこうなスピードで、
くねくね山道を蛇行するので、
だんだん気分が…

やっぱりシャウエンは、
秘境といわれるだけあって、
かなり標高の高いところにあるんだな。

バス酔い良いがそろそろ限界…
ってとこで見えてきた街。

まだ、青くはないけど、
ここがシャウエンかな?





どうやら、そうみたい。

バスは、この麓の街までで、
ここから移動するみたい。

眠たそうな猫がお出迎え♪

モロッコの猫は、
なぜか、いつも眠たそうだ。
{[(-ω-)]}zzzZZZ





ターミナルから街までは、
タクシーで片道 20DH。

たった、5分の移動で20DH。

4時間のバス旅が、70DH。

ぼったくられてるのかと思い、

「うっそーん?
本気じゃないよね?」

「本気だ。
この街のタクシーは高い」と。

ウソォ━━Σ(д゚|||ノ)ノ━━ン!?

でも、歩くには、急すぎる坂。

しぶしぶ、タクシーに乗った。

タクシーを降りて、
小さなゲートをくぐると…





ちょっとしたスークになってる♪
(*´∀`*)

そして、いよいよ見えてきた
青い街並み♪





もう、感動!!

なんで、こんなに青いの?

まったくの別世界に来た感じ。





この街のタイルは、カラフル。

色とりどりのタイルが、
青い街並みに映えます。





しばらく登ると、
ぽっかりと広場があった。

ここが中腹ぐらいかな。





パチクリするほど、カラフル。

色といい、
柄といい、
モロッコらしいクッションカバー。

ニャンコが真ん中で寝てるけど、

「ここが気持ちいいんだよ」と
だれも追い払わない。

オシッコとかしないのだろうか!?
ヾ(・ω`・o) ダイジョウブ?





もう少し、登ってみよう。
。。。。。 ((( ・o・) テクテク





すると、
ひとりのおじさんが、
「うちの店に寄ってけ」と。

中へ入るなり、

「私はベルベル人だ。
ベルベルに伝わる
伝統のお祈りをしてあげよう。

そこに立って、目をつぶりなさい」

えっ!?
大丈夫かな?

そう思いつつも、
まずはアシスタントのモリくんに。





おじさんは、
モリくんの額に手をあててから、

おでこ → 顔 → 首 → 肩
→ 腕 → 手のひら

なにか、力をおくっている様子。

チャクラのようなものか?
ハンドパワー・・・(○゚皿゚)ノノ

大丈夫そうなので、ボクも。

“チャクラ”をやったあと、

「スッキリしたか?
スッキリしただろう?」

やたらと聞いてくるおじさん。

別にスッキリしてはないけど、
あまりに聞いてくるから、

「スッキリしたー!」と言っておいた。
・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・

わりと、お茶目なおじさん♪





思い思いに遊ぶ、子供たち。





ここは何屋さんかな?

ちょっと、他とは違う感じの鞄。





この人が、
ひとりでやっている革の店。

デザインが人気で、
ヨーロッパの注文が多いそう。

飾ってあるカバンも、
ほとんどが注文の品で、
売れないとのこと。

人気の職人さんなんだな~
♪ d(⌒o⌒)b♪





お腹も空いてきたので、
さっきの広場に戻ります。

広場を取り囲むように
カフェやレストランがある。





アンティークっぽくて、
いい感じなのでこの店に。

チーズオムレツがおいしかった♪





ここは集会所かな?





いい感じの、扉。





そのへんに建っている
ふつうの民家もホテルのようだ。





ため息がでるほどステキな
この街ではごく日常の光景。





おとぎの国に迷い込んだみたい。





一生に一度は来てみたかった、
モロッコの秘境 シェフ・シャウエン。

たった半日だったけど、
すっごく満喫しました~♪
(○゚ε^○)v♪





17:30発のバスに乗って、
今日中にフェズへ帰ります。

明日は、
朝一でカサブランカへ出発。

いよいよ、
モロッコともお別れです。
(*≧O≦*)


フェズ~カサブランカ~トルコへと続く…


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フェズ刺繍との出会い♪

昨日、
ガイドのジャワルさんと行った
フェズ刺繍のお店。

なんとまあ、
ホテルのボブさんの手伝う店。

もう一度、
ゆっくりと行ってみることに。

モリくんは、
とうとうダウンしてしまったので、

寝込むアシスタントを残し、
ボクひとりの単独行動です。
ぇ━(*´・д・)━!!!





フェズ刺繍は、針仕事。

毎日やってれば、手も刺します。

本来、モロッコの女性は
人前にでるのを嫌がります。

特に結婚した後は、
人前にでるだけで、

“ふつつかな嫁”と断罪され、
それだけで離縁されることも。

こちらのお二人は、
嫌々ながらもお給料のため、

お店のデモンストレーションで
ここに常駐しています。

けれど、
それも幸せな結婚をするまで。

「結婚してしまえば、
もう絶対にこんなことしないわ」と。





この女性は、まだ若い。

刺繍の腕前は、
まだまだ熟練の域には遠い、と。





けれど、
その刺繍はとても早い。

こちらから裏へ刺して、
針のお尻からまたこっちへ戻す。

フェズ特有のフェス・ステッチ。





裏面は、
まったく確認していないのに、

両面がほとんど同じの刺繍が
仕上がっていく。





こちらの女性は、
さらに熟練した刺繍技。

ほっんとに、早い。
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-





加えて、丁寧な刺繍だ。

いろんな色の糸を使う。





しかも、
刺繍の柄はさらに複雑とのこと。





お茶のテーブルを前に、
二人は黙々と刺繍を続ける。





モロッコで、
ミントティーは生活の必需品。

どこへ行っても、
「ティーは砂糖あり?なし?」
と聞かれる。

もはや、
「ティーはいるか?」でもない。

刺繍仕事でも、
どうやら必需品のようだ。





禁酒国のこの国にあって、
モロッコ人はティーのことを、
“モロッカン・ウィスキー”と呼ぶ。

飲むと元気がでるし、
ちょっとキツめの強い味なので、
そう呼ばれるようだ。

確かに、
砂糖をたっぷり入れて、
“クイッ”と飲むと元気がでそう♪


そして、
こちらは刺繍のクッションカバー。





もちろん、
このデモンストレーション係りの
二人だけでなく、

その他の熟練の女性たちが
刺繍した作品がほとんど。

刺繍歴が長い熟練さんたちは、
もちろん、すでに結婚していて、

人前にでることが御法度なので、
それぞれの家庭で縫っている。

ただ、クッションカバーなので、
せっかくの両面縫いが
活かされてないのが残念。





こちらは、ランチョンマット。

すごく、美しい。

これだと、
表面が汚れてしまっても、

両面が同じ刺繍なので、
裏返して使えるから便利かも♪





そして、テーブルクロス。

この大きさと
このレベルの刺繍だと、
さすがに日常にはもったいない。

婚礼用などで、使うそうだ。





こちらは、
日本で言う食卓の虫よけ。

できあがった料理の上に、
さらっとかぶせる。

極薄の生地に刺繍するため、
とても高度な技術が必要。





ハンカチにほどこされた刺繍。

ワンポイントも、けっこういい。





お次は格別なテーブルクロス。

ここまでのテーブルクロスは、
もはや別格。

一枚を刺繍するのに、
およそ半年以上の歳月を要し、

婚礼は婚礼でも、
貴族や大金持ちの婚礼用。

しかし、ホントに美しい。
((ミ ̄エ ̄ミ)) ホワ~ン♪





このうち、
ボクはランチョンマットを購入した。

昨日のキリムとウールラグで、
モロッコ予算は使い切ったけれど、

あまりに見事な刺繍だったので、
ランチョンマットを20枚程求めた。

そして、
フェス・ステッチの歴史や背景、
後世につなぐ思いなど、

いろいろと取材していたボクに、
ボブさんが持ってきたのがこちら。

「この刺繍は、
だれかれ構わずは見せない。

しんいちが、
商売のためだけではなく、

私たちの文化も理解しようと
してくれていることがわかった。

だから、見せるよ」

って、なにごとー!?
(;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!





えっ!?

これ、スゴくない!!!?
ヽ(・ω・´*)ノ━━ !!!

これも刺繍!?

すっごく目が細かい。

そして、
もちろん、両面が同じ!!
スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆





ボブさんは、
普通のモロッコ人とはちがう。

そこら辺のモロッコ商人なら、

「これは、最高!!
世界で一番!!
買わないと損するよ。
日本人、みんな欲しがるし!」

とかって言う。

けど、ボブさんは違う。

「しんいち、
君ならこの良さがわかるだろう?

これは熟練の女性が、
一年かけて刺繍したものだよ。

だから、値段もすごく高い。

早く事業を軌道に乗せて、
こういう“本物”を買えるように
早くなってほしい。

ただ、いいものを見せたかったんだ」と。

いや、ボブさん、
これ、マジでいいっすよ…

ほしいー!!
O(≧▽≦)O


離れて見てもわかる
ミシン縫いとの圧倒的な違い。

下に敷いてる布がミシン。

ミシン縫いは、平坦で均一的。

手縫いは、
よりゴツゴツした立体感があって、
手仕事の温もりを感じる♪





もう、
この域までくると「芸術作品」。

糸は、シルク糸を草木染め。

パピフラワーと言ったかな、
漂白しても落ちない染め。

一目惚れしてしまったボクは、
買うか買わまいか思案した。

「ムリせず、また次回に」

「軌道にのせてからでも
遅くないんじゃないか?」

ボブさんの心配を聞き流して、
ボクは考えに考えた。

30分ぐらい考えてたかな。

そして、決断した。

「買って帰るよ!!」

だって、一年間で、
たったの一枚しか縫えない。

しかも、
この域の刺繍ができる女性は、

この老舗問屋でさえも、
たった一人しか抱えていない。

しかも、その女性は、
今年は、別の黒い刺繍を縫っていると。

じゃあ、
次に赤い刺繍が縫いあがるのは、
再来年の暮れ!?
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

ボクは、
一期一会の思いで決断しました。


この人が、ボブさんの仲間。

一緒に刺繍を守る
“守り人” ラシッドさん。





刺繍の女性たちと。

カメラを向けると、
明らかに嫌がっていた彼女たち。

「今日はありがとう!」と、
少し多めにチップを手渡すと、

「えっ!?うれしい♪

こんなことなら、
もっと写真撮っていいわよ。

早くこっちに座って、
一緒に撮りましょう♪」と、

呆気にとられるほど、
180度、対応が変わった。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン





彼女たちに質問してみた。

「あの赤い刺繍ぐらい
縫えるようになるまで、あと何年かかる?」

すると、
彼女たちはゲラゲラ笑って言った。

「到底、無理よ!
そうね、あと40年はかかるわね。

だけど、
私たちは結婚したあと、
この仕事はやめるから、
縫えるようにはならないわ」

ボブさんが続ける。

「しかも、
もし、熟練したとしても
その頃には視力がやられる。

だから、
こんな刺繍を縫える人は
ほんのひとにぎりの上に、
わずか数年の間なんだよ。」

あー、買うことにしてよかった…

そう、しみじみと思いました。


このお店には、
昔のアンティークもあります。

フランスに統治される前、
イスラム王国だった頃の遺産。





なにか、宝石箱のよう。

もう、財布も空っぽだし、
怖くて値段すら聞けません。

そろそろ、帰ろう…





すぐ隣りに、
はた織りもの職人がいる、と。

ちょっと寄り道しました。





ボクが惚れ込んだ
トルコのブルダンに比べると
かなり色とりどり。

これはこれで、またいい♪





ストールやスカーフ、ショールも。

ちょっと中華ちっくな感じもする程、
複雑で細かい模様。

これをはた織りするって、
けっこう大変だよな...(゚Д゚ノ)ノ





こんな小物入れまで、手織り。

なかなか、すてきな文化だ。





若い職人。

主人に言わせると、
“まだまだヒヨッコ”だそう。

だけど、
顔がいいから、とモデルに。

親方ぁ、言いたい放題だねぇ。
ヾ('-'*)チョイトオマエサン





今日も、
すてきな作品と出会えた♪

ルンルンしながら帰る途中、
すごくモロッコを感じる場面に。





伝統とオリエンタルが息づく街
―― フェズ。

いや、ホントにおもしろい♪
(*≧∀≦*)

あとは、ご飯さえよければな~
o(>д<o))///


さあて、
そろそろ、カサブランカ行きの電車のチケットを。

あさってには、トルコへ出発です。

それに、
そろそろ何か食べないと、
ホントにボクたちの命が

ということで、
ホテルでダウンしている
モリくんを拾って新市街へ♪





フェズの鉄道駅は、
わりとモダンで立派な建物。

チケットも無事に購入して、
いよいよ夕食へ♪

ここから旧市街への途中、
ショッピングモールがある。

実は、
初日のタクシー移動でみっけてた。
( ̄皿 ̄)うしししし♪

ほら♪

「BURGER KING」や「Pizza Hut」
の看板が ||| \( ̄▽ ̄;)/ |||





いやいやいや、
実に久しぶりの“まとも”な食事。

モリくんに至っては、
久しぶりの“みかん以外”の食料。

すっごく美味しく感じて、
生き返りました~♪

フェズのバーガーキングは、
ここだけ。

もちろん、ピザハットも。

そして、
ここの敷地の隣りには、
マクドナルドもあります。

それから、
1Fにはスーパーマーケットもあって、
ビールやお酒も買えます♪

このショッピングモール、
エスカレーターもあって、

日本で見るのとそう変わらない
フツーに、ショッピングモール。

けど、驚いたのが、
エスカレーターは、
フェズではここにしかないそう。
ウソ━━Σ(゚Д゚。)ノノ━━ン!!!?

なので、現地のみなさん、
エスカレーターに乗る時には、

戦々恐々、
タイミングを慎重にはかって
意を決して飛び乗っています。





さあ!
久しぶりに満腹になった♪
( ´З`)=3

明日は、
モロッコの秘境 シャウエンへ!!

山奥の“青い街”です♪


シェフ・シャウエンへと続く…


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フェズ ガイドさんとの歩き旅③

死にそうなぐらい、
臭い思いをした甲斐があった!

階段を登り切ると、
そこはタンネリを見渡す絶景。

スゴオォ―(☆≧艸≦☆)―イィィ!

ただ、鼻がもげそう…
( ̄∞ ̄)





ここは、
フェズでも一番大きなタンネリ。

完全 草木染めにこだわっている。

ガイドのジャワルさんは、
シュワラ・タナリーと発音していた。

現地の人たちは、
タンネリではなく、タナリーという。

今週はホワイトと茶色とか、
来週はレッドとブルーというふうに、
週替わりで、なめし革を染色している。

こちらは、先週染めたなめし革。

しっかり乾かして、色を定着させる。





黄色は、サフラン。
ベージュは、ざくろなど。

天然染料で染めていく。

最初は、
ハーブがないと危険な状態だったけど、

人間ってスゴいもので、
だんだんと慣れて適応してくる♪





本来は、
ここに入るためには、
20DHぐらい必要なようだけど、

ボクたちは、
ガイド料に含まれていてタダ。

あ~、いいもの見させてもらった♪





入場無料の代わりに、
下の階の店をめぐりつつ降りる。

この建物に入っているのは、
代々、このタンネリで染められた
なめし革だけを扱う革職人の店。

上質ななめし革を使い、
完全草木染めの革はさすがに良い。





革ジャンも、やわらかい。

でも、
やっぱり、良いものは高くって、

キリムとウールラグに
大枚をはたいたばかりのボクたちに、
もう、余力は全くありませんでした。
o(*≧O≦)ゝ


朝から歩きまわって、
さすがに、お腹がすいてきた。

ジャワルさんオススメのレストランへ。





元・貴族の屋敷かなんかで、
すっごい豪華な宮殿レストラン。

ボクたちが、
「本物だけを見たい」などど、
生意気なことを言ったばかりに、

ガイドのジャワルさんは、
ボクたちのことを金持ちだと勘違いしてるかも。
(^◇^;)





レストランは、
高いだけで大してうまくなかった。

特にモリくんは、
タジン鍋があたって以来、
みかんとカップ麺しか食べていない。

「モロッコのみかんは、超おいしい!」

この高級レストランでも、
みかんのおかわりをもらっていた。
w( ▼o▼ )w

続いて向かったのは、
アルガンオイルのお店。





アルガンの木は、
モロッコにしか自生しない木。

モロッコ人は、
“神様からの贈りもの”と呼ぶ。

大きな種を割って、
オイルを絞りだすんだけど、

アルガンの実は、山羊の好物。

この絵のように、
山羊が気に登ってまで食べます。





でも、
山羊でも硬い種は食べません。

果実だけを食べて、
種は“ペッ”と吐きだすのです。

その山羊が吐きだした種を
女性たちが拾い集めてオイルを絞る。

それが、
アルガンオイルの伝統的な製法。

ほら、
ホントに山羊が木に登っているでしょう?
(〇o〇;) !!!





そして、
最後に行ったのは、手刺繍の店。

全く期待していなかったけど、
この刺繍はスゴい!!!

(★´゚□゚)...。oо○スゲェェェ!!





なにがスゴいって、
表から裏へ差し抜いた針を、
今度は、お尻から表へ返す。

なので、
表も裏も同じように刺繍されます。

わかりますか?
針のお尻から返ってきてます。





このステッチを、
地元では、フェス・ステッチと呼ぶ。

ボク自身、初めて聞くステッチだ。

しかもこの店、
ボブさんがいるじゃあないですか!?

そう、ホテルオーナーのボブさんです。





一番左がボブカルさん。

って、なに!?
その持ってる赤いすてきな刺繍は!
!!!(´゚v゚)b!

あ、この話はまた次回に♪


聞くところによると、
このフェス・ステッチの店、

ボブさんの大親友が、
代々受け継いで守ってきたお店。

だけど、大親友の方が、
病気で急に亡くなってしまった。

そこで、ボブさんが、
その人の息子さんが成人するまで、
この店を守る!と決めたそう。





すてきだ!!

その話も
フェス・ステッチも。

こりゃあ、また明日、
もいっかい来て、じっくり見ないとな!


で、今日はもう、
外も真っ暗になったので帰ります。

ガイドのジャワルさん、
何を思ったのか、スゴく早い。
……シタタタッ ヘ(*¨)ノ





昼間、
ガイドしてくれてる時は、

「人生も、旅も、
急いでも何にもならない。

旅も人生も、
ゆっくり楽しむのが極意だよ」

とか何とか言いながら、
ゆったり、ゆったり歩いてたのに、

帰るとなると、ビュンビュンとばす。
ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛

ビュンビュン、ビュンビュン。





モロッコ人って、ホントにテキトー。
(━_━)ゝ

こんなに汗かく程、とばした。

でも、
ガイドは一級のジャワルさん。





そして、ひとつ気づいたことが。

昨日は、
あれだけ掛けられた客引きが、
今日は、一切なかった。

うんざりする程、
5mおきに掛けられた
「コニチワ~」「ナメシガワ~」。

あの傍若無人な若者たちを黙らせた
ガイド ジャワル。

ボクたち二人の中では、
ジャワル=フェズ・マフィア説が浮上した。
σ(゚・゚*)・・・・・・


そんな感慨にひたりながら、
今日はもう、ゆっくり寝ま~す。
( u _ u ) 。o◯

明日は、
さっきのフェズ刺繍の店へ
もう一度ゆっくり行ってみますか♪


フェズ⑥へと続く…


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フェズ ガイドさんとの歩き旅②

いよいよ、絨毯屋へ。

ガイドのジャワルさんによると、

「ここはいいものしか扱わない。
だから、安心していいよ。」

高いけど、
地元のミドルクラス以上の人たちは、
ここで買うそう。

なぜなら、
上質にみせかけた粗悪品が
あまりに多いのがモロッコ。

そして、モロッコ人は、
粗悪品を“フェイク”(偽物)と呼ぶ。

ボクじゃなく、
ジャワルさんとボブさんがそう言った。

ここは、
貴族の豪邸を改築した絨毯屋。

モロッコ政府も出資してる
合弁会社だから安心できます♪





ボンビーなボクたちも、
なんだか王族になった気分♪

<o( ̄^ ̄)o> エッヘン!!





もはや、
芸術品といってよい程のタイル細工。





座っていると、
召使いさんのような人が、
ボクたちの目の前に次々とキリムを広げていく。

どれも、
ため息がでる程すてきなキリム。

いいな♪
と思ったキリムとラグが6枚。

買って帰りたいと思ったけど、
値段を聞いてびっくり。
(@_@;)!!!

目が点になるほどの数字。

「ソーリー。
どれも素晴らしいけど、
値段が良すぎて買えないよ。

いいものを見せてくれて、
本当にありがとう」

と帰ろうとすると、

「いくらなら買えるか、書いてくれ」と。

いやいや、
想定額を遥かに超えてるから、ムリ。

そう思って帰ろうとすると、
とにかく書くだけ書いてくれと言う。





こんな時。
アシスタントのモリくんは強い。

英語が全く分からないもんだから、
その場の雰囲気も、
相手の要望も全くつかんでいない。

「なんて?」と言うから、

「希望金額を書いてくれってよ。

でも、
あまりに言い値が高過ぎるし、
もういいから、帰ろうや」

「せっかく来たんだから、
自分がだせる金額をとりあえず書いてみれば?

それでダメなら、
ムリって言って帰ればいいじゃん」





なかなか、
肝っ玉の太いことを言ってくれるねぇ。
( ̄◇ ̄;)

ま、でも、それもそうだな。

どうせ、こんな高価なもの
もともと買えるわけでもないし。

そう腹が決まって、計算してみた。

そして、
そこから更に少し値引きしておいた。

すると、われながらにも、
とんでもない金額が算出されてしまい、
思わず吹き出してしまった。
プー!(*≧m≦)=3

でた数字は、
相手の言い値の1/3以下。

それを見た相手は呆れ返っている。

「おまえは正気か?

この金額は、
この絨毯一枚分にも足りないよ」

と言って指さしたのが、この絨毯。

約50年前のオールド・ウールラグだ。

一目惚れした一枚だ。





「ボクたちは、真剣だよ。
冗談でこの金額を提示してるんじゃない。

ボクたちは、
ショップの買い付けできてるんだ。

自分たちの家に敷くために、
絨毯を買いに来たんじゃあない。

やっぱり、この価格じゃ買えないし
もう、帰らせてもらうよ」

と席を立とうとすると、
ちょっと待てと言って奥へ消えた。

すると、
奥からは、さらに大ボスらしき人が。

(お~、さらに上がおったんや)

大ボスは、
ちょっとどころでなく、風格がちがう。

大きな体を揺らしながら、
満面の笑みでゆっくりと近づいてくる。

そして、こう言った。

「君たちは、
この6枚を良いと思ったのだろう?

冗談ではなく、
ちゃんと考えた金額を出してくれ」

だからさぁ、
冗談なんて一言もいっていないっての。

だけど、
大ボスへの礼儀として、
もう一度だけ計算することにした。

大ボスがじっと見守る中、
電卓をたたいて再計算してでた金額は、

それでもやっぱり、同じ金額だった。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン!

「やっぱり、これがボクの限界だよ。」

その瞬間、
大ボスから余裕のスマイルが消えた。

そして、凍った。
。。(=◇=;) 。。

目がおよぎ、
額からは汗がにじみでてきてる。

モリくんは、
「あ、この人、笑顔が消えた!」
と、あっけらかんと観察している。


やや間があって、

「ちょっとだけでも上乗せしてくれ。
限界まで!限界まで!」と、

“ちょっと、ちょっと”の身振りをしてくる。

でも、ボクはトドメを刺す。

「だからぁ、これが限界なの!
じゃあ、サヨナラー!」

すると大ボスは、
帰ろうとするボクの腕をつかみ、
「オーケー、ウィー ダン!」
(交渉成立だ!)と言った。

「その代わり、
うちの店を宣伝することが条件だ。

日本のお客さんに
どこで買ったか聞かれたら、
ちゃんと紹介してくれるか?」

ボクは快諾した。

「聞かれた場合は、
ちゃんと、この店を紹介するよ!」

そして、大ボスはつぶやく。

「おまえは、
なんで、そんなにモロッコ人なんだ…」

そう言いながら、
大ボスはフラフラと奥へと引っ込んでいった。

うっそー!?
この値段でホントに買えたの?
ウソ━━Σ(-`Д´-;)━━ン!!

ひょっとして、
スゲーいい買いもんできたんじゃない?

外に出てから、
ワー!ワー!盛り上がった二人です。

日本のみなさんに、
ちょっとでもリーズナブルに、
モロッコの“本物”を紹介できそうで、

ボクたちもとってもうれしいです♪
ヤッタ━━━ヾ(*≧∀≦*)ノ━━━!!!





メディナの通りでは、
また、なめし革を積んだ馬が。

ホントになめし革産業が盛ん。

続いて、
初日のぶらぶら歩きで、
屋根を眺めたカラウィーン・モスク。

世界最古の大学といわれ、
10世紀に完成したモスク兼大学。

北アフリカ最大のモスクだそうだ。





ムスリム以外は立入禁止なので、
ここからの眺めが見えるだけ。


近くにあった、綺麗な装飾。

本当に緻密で、美しい。





次は、フェズ名物のタンネリへ。
(Tanneries)

タンネリとは、
なめし革の染色場のこと。

そこへの途中で、
繊維の染色ストリートを通る。





フェズには、
いくつかの染色ストリートがあるが、

ここは、
100%草木染めにこだわった通り。

テキトーな感じのこの国も、
こだわってる人たちはいるんだな。

と、ちょっと感心した。
(・0・。) ほほーっ

こちらは、
植物由来のシルクだそう。





写真をとれ、
というから撮ったらチップの要求。

したたかな奴…





タンネリに近づくにつれ、
かんなり凄まじい臭いが…

すると、羊の毛皮が山積みに。

これを、なめし革にするのかあ。





■ モロッコ・ウールの裏話 ■

実はこの毛皮に、
モロッコ・ウールラグの裏がある。

モロッコ ウールラグの「裏事情」だ。

こういった毛皮からなめし革をとる際、
ふかふかのウール毛を刈り取る。

そのウール毛を刈り取ったあとが、
ツルツルのなめし革になりますね。

じゃあ、
このウール毛はどうするのか?

もちろん、捨てたりなんてしません。

そうです。
これが粗悪品のウールラグになります。

雨の日など、
湿度の高い日は悪臭がするそうです。





地元の人たちは、
こういうウールを「デッド・ウール」(死んだウール)と呼び、

それで織ったウールラグは、
絶対に買いません。

じゃあ、誰が買うのか?

モロッコ人は言います。

「観光客がバンバン買っていくよ♪」

モロッコには、
安いウールラグもたくさんあります。

でも、こういうカラクリがある。

だから、
せっかくのモロッコ・ラグで、
いいものがほしいのなら、

値段は高くっても、
“生きたウール”(生きてる羊から刈った毛)で
織ったラグを見つけた方がいいです。

だって、
デッドウールの安いキリム・ラグは、

いくら安くっても、
地元の人たちでも買わないのだから。

現地の人が誇りをかけて何かを薦める時、
そこにはやっぱり、何かがあります。


毛皮の山を超えると橋があり、
川を渡るとタンネリ。

川といっても、汚い排水路。
…(^◇^;)…

毛皮を洗った水を流す
産業用の排水路って感じ。


いざ、建物内へ。
入口で、なぜか草を渡される。





階段を登りながら、納得。

すごく、臭うのだ。

なめし革の動物臭がスゴい。
ャ'`゙━(ll'皿'll)━ィ…

だから、
ハーブを嗅ぎながら息をする。


しかし、登ってみると、絶景。

スゲー!!!
☆m9(゚∀゚≡゚∀゚)9m☆


次回は、タンネリの全景。

フェズ⑤へと続く…


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フェズ ガイドさんとの歩き旅①

フェズのメディナは迷路過ぎ、
単独観光では、限界がある。

今日は、
プロのガイドさんを雇うことにした。

フェズでは、
ガイドの相場は200~300DH。

ボクたちが頼んだガイドは、
一日で500DHと、破格に高い。
w( ̄Д ̄;)w!!

だけど、
オーナーのボブさんが、

「しんいちたちは、
いいものを探したいと言ったろう?

普通のガイドは、
お決まりのルートをガイドするだけだ。

本物の伝統工芸を見たいなら、
この人で絶対に間違いない。」

と太鼓判を押したので、依頼。

ここブージュルード門からスタート。

どうやら同業の方と雑談してる。
(左がガイドのジャワルさん)





まず、ブージュルード門の表。

この青色は、“水”を象徴。

砂漠の国 モロッコにあって、
“水が豊かである”ことは繁栄の証。

そして、裏面はグリーン。

この国では、緑はホーリーカラー。
(聖なる色)

マホメットの着衣がこの色だったことから、
“天国へ行く時にまとう着衣の色”、
“平和の色”、“聖なる色”とされる。





門から歩くこと、5分。

神学校 ブー・イナニア・マラドサ
(Bou Inania Medersa)へ到着。

今は、神学校とされてるけど、
当時は神学校の寄宿舎(寮)だった。

13~15世紀に、
イスラム研究の中心地だったフェス。

当時は、
アフリカ各地から留学生が集まり、
ここが学生寮として機能していたそう。





ここはモスクではないから、
ボクたちの立ち入りも許される。

宮殿のような、
モスクのような不思議な建物。





柱にも細かなタイルと飾りが。





石灰の部分には、
卵の殻を砕いて混ぜたそう。





建物の上部には、
日本のお寺にもあるような、
木製の美しい彫刻が。

それぞれが独自に花開いたのか、
それとも、モロッコから渡ったのか。





ここで、ちょっと歴史の話。

この街 フェズの建都は、789年。

平安京の建都より、古い。(794年)
!(◎_◎;)

西暦789年、
北アフリカ初のイスラム王朝の
スルタン ムーレイ・イドリス1世が、
街の建設を開始。

しかし、791年
イドリス1世は刺客によって毒殺。

その息子 ムーレイ・イドリス2世が、
808年に、王朝の首都として定めた。

だから、フェズは、
父子がかなえた悲願の夢でもある。





木製モチーフのデザインも
とても、モロッコ的♪





この奥の間では、
祈りが捧げられていたのだろう。





ほのかに映し出された
ステンドグラスの光が美しい。





中庭をぐるっと囲むように、
寄宿舎は建てられている。





廊下にまで、細やかな装飾が。

ここを、学生たちが行き来していた。





神学校をでて歩いていると、
子供たちの幼稚園があった。

どこの国でも、
子供たちは元気で明るい。

心が、ぱっと明るくなる♪





メディナを歩いていると、
よく見かけるのが公共水道。

誰もが自由に水を使える。





ここフェズ メディナは、
約240の区に分けられていた。

そして、それぞの区には、
絶対に備えなければならない、
5つの要素が存在する。

まずは、モスク。
祈りの場が絶対に必要だ。

そして、公共水道。
水は生命の源だから。

3つ目が、幼稚園。
未来をつくる教育の場だ。

そして、小さなゲート。
外敵の侵入を防ぐための小門。

フランスに占領されるまでは、
全体で460の小門があったそう。

これが、門があった跡。





上を注意しながら街を歩くと、
実は、至るところにある門の跡。

フランスの統治下で、
全ての小門が取り壊されたそう。


そして、最後の5要素がこれ。





石窯のパン屋さんだ。

「パンがなければ、
モロッコ人は生きていけない。」

ガイドのジャワルさんはそう言った。





パン生地を、
どんどん釜へ入れていく。

長い棒つきの板で、
どんどん入れては、
焼きあがったパンを出す。

焼けたパンは、
ポンポン投げられていく。(写真右)





このおじさんが、
“ぽんっ”とひとつ投げてくれて、
ボクたちも食べた。

薪の香りがとてもよく、
何もつけないのに、超おいしい!
ォィスィ─ヽ(◎´~`)ノ─!!

今までの人生で、
一番おいしいパンだったかも。


そして、歩く。

フェズのメディナは、
街全体が世界遺産に登録されてる。

もう何百年も経った家も、
外観はいじってはいけない。

あまりに古い家は、
崩れたり倒れたりしないよう、
木の枠組みで支えるしかない。





続いて見えてきたのは、
ネジャーリン木工博物館。
(Nejjarine Museum)

ネジャーリンとは大工のことで、
木工アートを展示してる様子。

昔は、
キャラバン隊の宿だったそうで、

アフリカや中東各地から
商人たちの隊列が来訪したそう。





だいぶ疲れていたし、
入場料もいったので、スルー。

なんか、地元の若者たちも
観光客目当てにたむろしてたし


掘りたてのサツマイモ♪

砂漠のイメージが強かったけど、
野菜や果物はけっこう豊富です。





これから、絨毯屋へ行きます。

ガイドのジャワルさんが、
「本物がいいなら、あそこしかない。」

そう言って、案内してくれている。

ドキドキ、ワクワク♪
♪o(^o^o)(o^o^)o♪


フェズ④へと続く…


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フェズのぶらぶら歩き

なんだか、
わくわくしてきた古都 フェズ。

また、脇道へ入ったり。

ぶらぶらと。





スーク(商店街)の通りから、
一本入っただけで、そこは現地の日常。

子供たちが鬼ごっこしてました。





よさそうな感じのリヤドも。

Riadとは、
伝統的なモロッコスタイルの宿。

いい雰囲気だけど、値段もいい。

ボクたちにはちょっと…





地元の人たちが来る八百屋かな。





探索していると、
ぽっかりとした空間が。

建物に取り囲まれた
中庭のようになっていた。





フェズのメディナの歩くと、
すぐに聞こえてくるのが日本語。

「こにちわぁ~」

「どこへ、いきますか?」

「なめし革!なめし革!」

「いい店、こっち!」

5mおきに、
若者たちが路上に立っています。

ボクたちをどこかに案内して、
チップが目当てです。

モロッコの
一般労働者の日給は約800円。

汗水流して一日働くより、
観光客をちょっと道案内して、
チップをもらう方が楽です。

日本人なら、
50DH(約600円)ぐらいのチップを
カンタンにあげてしまいますから。

ボクたちも
25人ぐらいは振り切ったのですが、

さすがに歩き過ぎて疲れ果て、
カラウィーン・モスク周辺で休むことに。

せっかくだから、
いい景色を見ながらと思って、
怪しい若者に案内してもらいました。

モスクの隣に建つ建物の屋上へ。

一杯 800円のミントティーは、
かなりのボッタクリ価格だったけど、

ま、ここに登らないと、
モスクを上からは見れないしOK。

このモスクは、
イスラム教徒以外、入場禁止なのです。





モロッコにあるモスクの屋根は、
全て「グリーン」です。

それは、
マホメットが着ていた衣服が緑。

そして、緑は天国へ行ける色。

そんな理由から、グリーンなんだそう。





タバコも一服させてもらって、
また、ぶらぶら歩きの再開です♪

旧市街(メディナ)をひたすら歩き、
スタートした門とは違う門へ。

たぶん、街の南東の端です。





メディナの外へ出てしまうと、
あまり何もなさそうだったので、

また、ブー・ジュールド門方向へ。

帰っている途中、
フードマーケットにでました。





猫が、
なにやら店主と会話してる様子。
ニャハハ(*^▽^*)





こちらはモロッコの穀物クスクス。

いろんな種類があるんだな。





モロッコでは、
“チキン”はこう並んでいる。

注文してから、さばくのが普通。

ちょっと残酷。

だけど、命の生死が身近な国。





ギョエッー!!!
w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w―!!!

思わず、叫んでしまいました。

目の前に、ラクダの頭が…

※心臓の弱い方は、ご注意を。





モロッコでは、ご馳走のよう。

門を左手に
フードマーケットを北へ抜けると、

城壁のようなものの前に
すんごい人だかりがでていた。

なんだ!?
Σ( ̄□ ̄ || 〒 ||





なんかのデモか?集会か?
と思いながら、よくよく見てみると、

集まっているのはほとんどが若者たち。

ところどころで、
Tシャツやジーンズを手にもった人を
10人ぐらいで囲んでる。




どうやら、
若者たちが服を買っているみたい。

現地の若者たちは、
こんなふうに買いものしてるんだ。

スーク(商店街)には
店を構えられない人たちの青空マーケット。






この城壁の向こうは、
カスバ・アン・ヌアールといって、
王宮なのだそうだ。

ボクたちには、
たくさんのお墓があるのが見えただけで、
王宮には見えなかったけど…


広場では、人々が思い思いに。

そして、日が暮れていく。





ホテルは、ここから歩いて3分。

ご夫婦が経営してる、
たった2部屋しかないホステル。

Dar Famille Boubker
という宿で、とにかく安い!

二人で5泊して、13,600円!
∑(0д0)!!

一泊、2,720円の計算だ。

そして何より、
オーナーのボブカルさんが親切♪

今日一日、
メディナの路上であんなにも、

「こにちわぁ~」と、
客引きや無理矢理ガイドの
声かけと尾行攻めにあったボクたち。
(lll-Д-)ノ ツカレタヨ・・・

ボブさん夫婦はほぼ唯一、

ボクたちを“お金”としてではなく、
“同じ人間”として遇してくれました♪

モロッコでは、
これがなかなか難しいのです。





夜の屋上は、なかなかいいです♪

屋上で一服したあとは、
カップ麺のお湯をもらって、夕食。





一度はちゃんと、
メディナまわりたいので、
明日はガイドさんをお願いすることに。

ボブさんに、
信頼できる方をお願いしました^o^

さ~、明日も歩くぞー!!!


フェズ③へと続く…


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イスラム王朝の古都フェズへ

マラケシュで、
地元料理を食べた翌朝、

アシスタントのモリくんは、
ぐったりと寝込んでしまいました。

あれだけの土埃と
排気ガスをめいっぱい吸い込み、

どうやら、
昨夜のタジン鍋がダメだったよう。

鍋はグツグツ煮えたぎってたから、
食中毒とかいうのではなく、

モロッコの野菜が
体に合わなかったみたいです。
(。>0<。)





ゲストハウスの朝のパン。

モロッコのパンは、けっこう美味い。

ボクはおいしくいただくも、
モリくんは全く受けつけられない。

その分、ボクがたくさん食べました。

二人で寝込んでしまうと、
もうどうにもならないと思って、
めいっぱい食べました。





今夜は夜行バスで、フェズへ。

それまで、ゆっくりすることに。

部屋はチェックアウトしたけれど、
ゲストハウスさんのご好意で、
共有スペースで休ませてもらいました。

今回のマラケシュ、
お世話になった宿は、House13。

日本人の“しのさん”が経営するリヤドだ。

お手伝いしてる2人も日本人で、
心配して「お粥」を作ってくれた。

異国の地で体調を崩した時、

ふるさとの味ほど、
“ほっ”とするものはない。

モリくんも
少しずつ元気が回復した様子。

まりちゃん、さだちゃん、
本当にありがとうございました♪
ヽ(^-^ )♪

光が差し込む中庭も明るく、
外の喧騒がうそのような空間。

ゆっくりできました(-^〇^-)





23:15 マラケシュ発のバスに乗る。

フェズまでは、約9時間の旅だ。

ボクたちは、
CTMバスを利用して、155DH。
(一人分)

日本円で、1800円ちょっと。

チケットは、こんな感じ。





CTMバスは、
わりと綺麗で空調も効いてて、
ぐっすり爆睡できました♪

その結果、
写真も撮れず、起きたら到着…

ここが、フェズのターミナル。





さすが、
セラミック(陶器)が盛んな街。

バスターミナルの玄関も
“おつ”なオブジェがお出迎え。

朝の8:30ぐらいに到着。

ターミナルの玄関先には、
数台のタクシーが待機してある。

メーターを搭載してるかどうか、
ちゃんと聞いて確認して乗る。

ホテルの地図を見せると、
この門の前で降ろされた。

地元では、有名な門らしい。

あとで知ったには、
この門はフェズ メディナの西側入口で、

ブージュルード門(Bab Bou Jeloud )
という。

現地の人たちは、
「ビルジュヌード」と発音していた。





しかし、
フェズが初めてのボクたちには、
そんなことは知るよしもなく、

ホテルはどこ…
(・∇・)ン?

わけも分からず、
とにかく門をくぐって歩く。

まっすぐの突き当たりの角に
レザージャケットのお店があって、

店の前に腰掛けて、
おじいさん二人が話していた。

「すみませ~ん。
ここに行きたいんですけど…」

地図を渡すと、
おじいさんたちがなんやかんや。

分かるんかな?
と心配になってきた時、

ひとりのおじさんが、
携帯をだして電話をかけ始めた!
(ノ゚ο゚)ノナニゴト!

怪しい奴らに
売り渡そうとしてないよね!?

っていうのは、全くの見当違い。

どうやら、
地図に記載のホテルの番号にかけて、
ホテルの人を呼んでくれた様子。

(オレは人として恥ずかしい…)

電話を終えたおじさんは、
満面の笑みで話しかけてくれた。

だけど、
ボクはフランス語が分からない。

しばらくすると、
ホテルの人が来てくれて、
店のおじさんと握手して挨拶してる。

あ~、よかった。

おじさんたち、本当にありがとう♪
♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪

紳士で優しいおじいさんたち。





まだ朝の9時だったけれど、
ホテルは部屋にも入れてくれて、
超早めのチェックイン。

追加料金もなし♪

さっそく荷物を置いて、
ぶらぶら歩きの旅へ。

へー!!
フツーにロバが荷を背負ってる。





美しいセラミックたち。

落ちたら、割れちゃうよ~





ちょっと脇道へ入ると、迷路。

マラケシュとは違い、坂が多い。





ポツンと、
白壁に絵が描いてある。

なごむわ~(*´ω`)~♪





フェズのメディナ(旧市街)は、
350ヘクタールの広さを誇る。

イスラム・メディナとしては、
世界一の大きさだそうです。





迷っているうちに出会った子。

とてもうれしそうに、
缶ジュースを飲んでいた。





何百年もの歴史を感じる建物。





そろそろ、
スークの通りに戻れないかな…





だんだん、明るくなってきたぞ♪





やっとこさ、スークのある通りへ。

モロッコ雑貨がところ狭しと並ぶ。





おっ、こんどは馬が背負ってる。

重そうな革の束だな~。

フェズは、革製品の街でもある。





ここはセラミックかな。

奥は、なんだか高そうな感じ。





路地の端で、
小さなロバがおとなしく待機。

つかの間の休憩時間かな。





ぶらぶら歩きのフェズ。

なんだか、おもしろーい!
━━(*´∀`*b)━━!

マラケシュより好きかも。

ぶらぶら歩きはつづく…


フェズ②へと続く


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旅人写真家SHIN
  • Author: 旅人写真家SHIN
  • ずっと世界中を旅していたい旅人写真家SHIN。

    旅とスキューバダイビングが大好物♪

    世界中のいろんな人たちの素敵な「人生」と

    素敵な「モノ」を探して日本と海外を行ったり来たり♪

    (*∩∀∩*)ワクワク♪

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